書籍

病態栄養認定管理栄養士のための病態栄養ガイドブック改訂第5版

編集 : 日本病態栄養学会
ISBN : 978-4-524-25484-2
発行年月 : 2016年5月
判型 : B5
ページ数 : 378

在庫あり

定価4,104円(本体3,800円 + 税)

正誤表

  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

臨床における栄養状態の評価、栄養補給、栄養教育などの栄養管理能力を有する管理栄養士に対し、日本病態栄養学会が認定する病態栄養認定管理栄養士資格取得のための公式テキスト。資格取得に必要なセミナー受講のための教則本であり、筆記試験問題は本書から出題される。栄養アセスメントやケアプランのための基本知識から、各病態における栄養療法の実際までを分かりやすく解説。周術期や緩和医療における栄養療法のノウハウも収載。病態栄養認定管理栄養士をめざすスタッフ必携。

第1章 日本病態栄養学会の高度専門職業人認定とチーム医療
 1.病態栄養学の必要性
 2.栄養管理の高度専門職業人の役割と責任
 3.栄養サポートチーム(NST)の意義・課題と展望
第2章 病態栄養の基礎知識
 1.栄養素の代謝と生理機能
 2.腸管機能と栄養
 3.生体のコントロールシステム−神経・内分泌・免疫−
 4.健康食品の効用と問題点−薬物との相互作用を含めて−
第3章 栄養アセスメントと栄養ケアプラン
 1.栄養のスクリーニング,評価と栄養不良の診断
 2.栄養必要量の算出
 3.栄養食事調査
 4.身体計測(体組成)の評価
 5.身体所見と臨床検査値の見方と栄養管理への活用
 6.診療録の読み方・書き方と症例のまとめ方
 7.栄養・食事教育の計画・実施と評価−個人と集団−
 8.栄養カウンセリング
第4章 栄養補給法
 1.治療食と調整食
 2.栄養補給法とその選択
  (1)静脈栄養
  (2)経腸栄養
 3.ライフステージ別の栄養補給の特徴と問題点
  (1)新生児・低出生体重児
  (2)小児
  (3)高齢者
第5章 病態栄養と栄養療法
 1.消化器疾患
  (1)食道・胃・腸疾患
  (2)肝疾患
  (3)胆・膵疾患
 2.代謝疾患
  (1)糖尿病
  (2)脂質異常症
  (3)肥満症
  (4)高尿酸血症と痛風
  (5)骨粗鬆症
  (6)先天性代謝異常
 3.呼吸器疾患
  (1)慢性閉塞性肺疾患
  (2)誤嚥性肺炎
 4.循環器疾患
  (1)高血圧
  (2)動脈硬化
  (3)虚血性心疾患
  (4)うっ血性心不全
 5.腎疾患
  (1)慢性腎臓病(CKD)
  (2)糸球体腎炎とネフローゼ症候群
  (3)急性腎不全
  (4)慢性腎不全
  (5)糖尿病腎症
 6.メタボリックシンドローム
 7.血液疾患
 8.その他の疾患
  (1)内分泌疾患
  (2)摂食障害(神経性食欲不振症,神経性過食症)
  (3)嚥下障害
  (4)食物アレルギー
  (5)褥瘡
  (6)がん
 9.周産期医療
  (1)妊産婦−妊娠高血圧症候群
  (2)妊産婦−糖尿病合併妊娠と妊娠糖尿病
 10.救急・救命医療における栄養管理
 11.リハビリテーションと栄養
 12.地域包括ケアシステムと管理栄養士の役割
 13.外科疾患と栄養−周術期の栄養管理−
 14.終末期緩和医療と栄養
資料
 輸液剤と経腸栄養剤

改訂第5版 序文

 日本病態栄養学会では2003年1月に第1回病態栄養専門師の認定試験を行って以来、その受験資格として必要となる教育セミナーが全国各地で毎年開催されており、「病態栄養専門師のための病態栄養ガイドブック」が教本として使用され、筆記試験の問題がこの教本から出題されてきました。2002年月に発刊された初版は2005年3月に改訂され、その後は2008年に改訂第2版が、2011年に改訂第3版が、2013年5月には改訂第4版が発行され、いずれも多くのセミナー受講生に活用されてきました。
 その後の医学・医療の急速な進歩に伴い、糖尿病、骨粗鬆症、高血圧、慢性腎臓病、糖尿病腎症、動脈硬化性疾患、慢性閉塞性肺疾患、肥満症などに関する各学会での予防・診療・治療ガイドラインの見直しや日本人の食事摂取基準の改訂が行われ、栄養治療を含むガイドラインも増えてきています。また、超高齢社会を迎え2025年を目途に進められている地域包括ケアシステムの構築やリハビリテーション栄養など高齢者に対する栄養管理が見直されています。このような急変する医療環境に対応するため、本書の改訂が必要ではないかと考え、今回、改訂第5版を発刊することになりました。また、これまで使用されてきた「病態栄養専門師」の呼称が2014年9月に「病態栄養認定管理栄養士」へ変更されたのに伴い、当ガイドブックの名称も「病態栄養認定管理栄養士のための病態栄養ガイドブック(改訂第5版)」へ変更させていただきました。
 この改訂では、2013年前後以降の新しい概念や考え方の提示、新規治療薬の開発などを含めた予防・診療・治療ガイドラインや診断基準の見直しなどを中心に、本書の各章の記載内容(図と表を含む)を最新のものに書き換えるとともに、教育セミナー担当講師からご連絡いただいた文章の見直し・修正、さらに学会ホームページでパブリックコメントを公募しその意見なども取り入れました。また、新たに肥満外科における栄養管理、地域包括ケアシステムと栄養などについての記述も追加しました。
 改訂にあたりご尽力・ご協力いただいた執筆者の皆様、ご意見をいただいた学会理事や教育セミナー担当講師の皆様、パブリックコメントにご意見をお寄せいただいた会員の方々に厚くお礼を申し上げます。

2016年5月吉日
日本病態栄養学会病態栄養認定管理栄養士認定試験委員会委員長・担当理事
川ア英二