書籍

いま知っておきたい2型糖尿病の注射療法の疑問67

編集 : 寺内康夫
ISBN : 978-4-524-25445-3
発行年月 : 2016年12月
判型 : A5
ページ数 : 254

在庫あり

定価3,672円(本体3,400円 + 税)

  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

2型糖尿病の薬物療法は、近年新たなインスリン製剤やGLP-1受容体作動薬が登場し、注射薬と経口薬を組み合わせた適切な血糖コントロールが求められている。本書は特に糖尿病の専門ではない、注射療法をこれから始める医師、スタッフが注射療法導入の際に直面する様々な疑問、患者指導のポイントなどをわかりやすく解説し、実臨床ですぐに役立つ一冊となっている。

I章 インスリン療法の基礎について知る
 Q1.速効型・超速効型・中間型・持効型溶解……いろいろあるけど特徴は?
 Q2.2型糖尿病で,インスリンが適する患者さんって?導入の目安は?
 Q3.インスリン療法への移行期に注意することは?
 Q4.インスリン導入前後の2型糖尿病患者さんは,インスリン注射をどう考えていますか?
 Q5.インスリンを導入するとどのくらい費用がかかりますか?
 Q6.デバイスによる違いってあるもの?
 Q7.患者さんに適した注射針はどう選ぶ?
 Q8.インスリンはいつ,何単位を注射したらいいですか?
 Q9.何を目安にインスリン量を調整しますか?
 Q10.インスリン注射は2型糖尿病患者さんの細小血管障害を阻止できるのですか?
 Q11.インスリン注射は2型糖尿病患者さんの大血管障害を阻止できるのですか?
 Q12.血糖自己測定って何のために行うの?行うタイミングは?
 Q13.血糖自己測定器もいろいろあるけれど……?
 Q14.血糖自己測定をするとどのくらい費用がかかりますか?
 Q15.インスリンや血糖自己測定に伴う針の痛みってどのくらいですか?
 Q16.低血糖が起こるときはどうする?
 Q17.体重がどんどん増えるときはどうする?
II章 経口薬と基礎インスリン製剤の併用の実践
 Q18.BOT(持効型溶解インスリン製剤1回注射)の基本は?
 Q19.持効型溶解インスリン製剤にはどのようなものがありますか?
 Q20.併用効果が高い組み合わせはありますか?
 Q21.DPP-4阻害薬との併用はどうですか?
III章 経口薬と基礎インスリン製剤で行き詰ったときには
 Q22.インスリン導入後の血糖コントロールがうまくいかないときに考えることは?
 Q23.混合型製剤に切り替える場合もありますか?
 Q24.1日1〜2回追加インスリンを加える場合もありますか?
 Q25.強化インスリン療法に切り替える場合もありますか?
IV章 GLP-1受容体作動薬ってどんな薬?
 Q26.GLP-1受容体作動薬とはどういう薬なのですか?
 Q27.短時間作用型と長時間作用型はどう違うのですか?
 Q28.同じインクレチン関連薬のDPP-4阻害薬とはどう違うのですか?
 Q29.適応となる患者像は?どういう状況でこの薬を使うのですか?
 Q30.患者さんにどんな薬と説明したらいいですか?低血糖は起こりにくいのですか?
 Q31.GLP-1受容体作動薬を導入するとどのくらい費用がかかりますか?
 Q32.デバイスの違いって?
 Q33.GLP-1受容体作動薬はいつ注射したらいいですか?
 Q34.毎日注射するGLP-1受容体作動薬は,何を目安に用量調整しますか?
 Q35.週1回注射するGLP-1受容体作動薬は,血糖コントロールにどのくらい時間がかかりますか?
 Q36.GLP-1受容体作動薬は,2型糖尿病患者さんの細小血管障害を阻止できるのですか?
 Q37.GLP-1受容体作動薬は,2型糖尿病患者さんの大血管障害を阻止できるのですか?
 Q38.消化器症状が強く出てしまったときはどうする?
 Q39.体重がどんどん減るときはどうする?
 Q40.GLP-1受容体作動薬を使っても血糖コントロールが改善しないときの次の一手は?
V章 経口薬とGLP-1受容体作動薬の併用の実践
 Q41.どういう組み合わせがあるの? 併用効果が高い組み合わせは?
 Q42.SU薬との併用には注意が必要?
 Q43.低血糖が起こるときはどうする?
VI章 インスリン製剤とGLP-1受容体作動薬の併用の実践
 Q44.基礎インスリン製剤開始時にGLP-1受容体作動薬を併用するメリットとそのコツは?
 Q45.強化インスリン療法中にGLP-1受容体作動薬を併用するメリットとそのコツは?
VII章 注射療法の患者指導のコツ
 Q46.患者さんが注射を嫌がる……どう説明する?
 Q47.家族に説明しておくことは?
 Q48.注射する場所は?
 Q49.注射の手順は?
 Q50.注射薬はどのくらい予備をもっているべき?
 Q51.食欲がないとき,体調不良時の注射量は?
 Q52.食欲がないとき,体調不良時の併用している経口薬は?
 Q53.生活が不規則な患者さんの場合は?
 Q54.1日1食か2食の患者さんの場合は?
 Q55.視力障害がある患者さんの場合は?
 Q56.手指に障害がある患者さんの場合は?
 Q57.認知症がある患者さんの場合は?
VIII章 注射療法のトラブルシューティング
 Q58.注射液が出ない?
 Q59.保存方法が間違っている?
 Q60.アレルギーかもしれない?
 Q61.注射液の色が変?
 Q62.注射薬の種類を間違えた?
 Q63.注射部位にしこり?
 Q64.高血糖が続くときに確認すべきことは?
 Q65.低血糖が続くときに確認すべきことは?
 Q66.検査のために食事を止めるように言われたら?
 Q67.海外旅行時の注射は?
索引



 新しい可能性を秘めた新薬が糖尿病治療の現場に次々と登場し、糖尿病治療が“パラダイムシフト”しつつあるのは事実ですが、20〜30年ほど前を振り返ると、2型糖尿病の注射薬剤として、超速効型インスリン製剤や持効型溶解インスリン製剤がなかったことを案外ご存じない方が増えてきているのではないでしょうか。また、2016年にはGLP-1受容体作動薬の心血管イベントに及ぼす影響を検討したRCTがNEJM誌に2報掲載されるなど、GLP-1受容体作動薬という新しい注射療法が注目されています。
 糖尿病患者の血糖コントロールは全体としてみれば改善しているという報告がある一方、十分な血糖コントロールが得られない症例も依然として多く存在しており、そこに糖尿病治療の難しさがあります。また、これだけ進化した薬物が市場にあっても、昔ながらの処方から脱却できていない事例も散見されます。糖尿病患者がどんどん増えている現状では、一般内科医にも基本的なインスリン治療、さらにはGLP-1受容体作動薬治療が求められる時代になりました。実際にこれら注射薬剤を有効活用することで、糖尿病患者の血糖コントロールが思った以上にうまくいくようになったとの喜びの声もよく聞くようになりました。
 本書は、一般内科医、看護師、薬剤師など糖尿病治療に携わる医療スタッフがいま知りたいと感じている糖尿病注射薬に関する臨床上の疑問について、エキスパートがわかりやすく簡潔に解説し、読んだその日からすぐに役立つ実用書として企画しました。経口糖尿病治療薬に関する臨床上の疑問については、本書姉妹版の『いま知っておきたい 経口糖尿病治療薬の疑問76』を参考にしてください。
 目次や巻末のキーワードから、あなたの「疑問」を検索してください。インスリン治療やGLP-1受容体作動薬を用いたあなたの糖尿病治療が今日から変わります。

2016年11月
寺内康夫

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