書籍

呼吸器疾患エッセンシャルドラッグ108改訂第2版

編集 : 千田金吾
編集協力 : 早川啓史/源馬均/中野豊/須田隆文
ISBN : 978-4-524-25386-9
発行年月 : 2009年6月
判型 : 新書
ページ数 : 346

在庫僅少

定価4,104円(本体3,800円 + 税)

  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

呼吸器診療の現場で必須の108の薬(エッセンシャルドラッグ)を取り上げ、薬効機序、臨床における使用上のポイント、適応疾患・病態、副作用、薬剤相互作用を明快に解説。新薬が次々と登場するなかで、どの薬剤をどの程度まで知っておくべきかという指針を示した。また今改訂では掲載薬剤の記述内容を見直した。携帯に便利な新書判でいつでも参照できる頼りになる一冊。

I 対症療法
1.酸素
2.リン酸コデイン(リン酸コデイン)、アストミン(リン酸ジメモルファン)、アスベリン(ヒベンズ酸チペピジン)、メジコン(臭化水素酸デキストロメトルファン)
3.ムコソルバン、ムコソルバンL(塩酸アンブロキソール)、ムコダイン(カルボシステイン)、スペリア(フドステイン)
4.アンヒバ、カロナール(アセトアミノフェン)
5.ソランタール(塩酸チアラミド)
6.ロキソニン(ロキソプロフェンナトリウム)
7.ハイペン(エトドラク)、モービック(メロキシカム)
8.アドナ(AC-17)(カルバゾクロムスルホン酸ナトリウム)、トランサミン(トラネキサム酸)
9.チャンピックス、ニコチネルTTS、ニコレット、二コレット・ミント
10.タナトリル(塩酸イミダプリル)、コバシル(ペリンドプリルエルブミン)

II 呼吸器感染症
■予防接種用薬
11.ニューモバックス(肺炎球菌ワクチン)
12.インフルエンザHAワクチン
13.乾燥BCGワクチン
14.シナジス(パリビズマブ)、Hibワクチン
■抗結核薬・非結核性抗酸菌症薬
15.イスコチン、ヒドラ(イソニアジド)
16.リファジン、リマクタン、アプテシン(リファンピシン)、ミコブティン(リファブチン)
17.エサンブトール、エブトール(塩酸エタンブトール)
18.ピラマイド(ピラジナミド)
19.硫酸ストレプトマイシン(硫酸ストレプトマイシン)、カナマイシン(硫酸カナマイシン)
■ペニシリン系
20.注射用ペニシリンGカリウム(ベンジルペニシリンカリウム)
21.ペントシリン(ピペラシリンナトリウム)、ゾシン(タゾバクタムナトリウム:ピペラシリンナトリウム=1:8)
22.ユナシン-S(アンピシリンナトリウム:スルバクタムナトリウム=2:1)
23.オーグメンチン(アモキシシリン:クラブラン酸カリウム=2:1)、ユナシン(トシル酸スルタミシリン)
■セフェム系
24.セフゾン(セフジニル)
25.メイアクトMS(セフジトレンピボキシル)
26.フロモックス(塩酸セフカペンピボキシル)
27.セファメジンα(セファゾリンナトリウム)
28.セフメタゾン(セフメタゾールナトリウム)
29.セフォペラジン、セフォビッド(セフォペラゾンナトリウム)、スルペラゾン(セフォペラゾンナトリウム:スルバクタムナトリウム=1:1)
30.モダシン(セフタジジム)
31.ロセフィン(セフトリアキソンナトリウム)
32.ケイテン、ブロアクト(硫酸セフピロム)
33.ファーストシン(塩酸セフォゾプラン)
34.マキシピーム(塩酸セフェピム)
■カルバペネム系
35.カルベニン(パニペネム・ベタミプロン)、メロペン(メロペネム三水和物)、オメガシン(ビアペネム)、フィニバックス(ドリペネム水和物)
36.オラペネム(テビペネムピボキシル)
■アミノグルコシド系
37.トブラシン(トブラマイシン)、硫酸アミカシン(硫酸アミカシン)
38.ハベカシン(硫酸アルベカシン)
■マクロライド系
39.エリスロシン(エリスロマイシン)
40.クラリシッド(クラリスロマイシン)
41.ジスロマック(アジスロマイシン水和物)
■テトラサイクリン系
42.ミノマイシン(塩酸ミノサイクリン)
■ペプチド系
43.塩酸バンコマイシン(塩酸バンコマイシン)
44.タゴシッド(テイコプラニン)
■その他の抗菌薬
45.ダラシン(塩酸クリンダマイシン)、ダラシンS(リン酸クリンダマイシン)
46.ホスミシン(ホスホマイシンカルシウム)、ホスミシンS(ホスホマイシンナトリウム)
47.バクタ、バクトラミン[スルファメトキサゾール・トリメトプリム(ST)合剤]
■オキサゾリジノン系
48.ザイボックス(リネゾリド)
■合成抗菌薬
49.クラビット(レボフロキサシン)、アベロックス(塩酸モキシフロキサシン)、ジェニナック(メシル酸ガレノキサシン水和物)、グレースビット(シタフロキサシン水和物)
■注射用ニューキノロン
50.シプロキサン(塩酸シプロフロキサシン)、パズクロス、パシル(メシル酸パズフロキサシン)
■抗ウイルス薬
51.ゾビラックス(アシクロビル)、バルトレックス(塩酸バラシクロビル)、アラセナ-A(ビダラビン)
52.デノシン(ガンシクロビル)、ホスカビル(ホスカルネットナトリウム水和物)
53.シンメトレル(塩酸アマンタジン)
54.タミフル(リン酸オセルタミビル)、リレンザ(ザナミビル水和物)
■抗真菌薬
55.ファンギゾン(アムホテリシンB)、アムビゾーム(アムホテリシンBリポソーム製剤)
56.プロジフ(ホスフルコナゾール)
57.イトリゾール(イトラコナゾール)
58.ファンガード(ミカファンギンナトリウム)
59.ベナンバックス(イセチオン酸ペンタミジン)
60.ブイフェンド(ボリコナゾール)

III 免疫アレルギー
■メディエーター遊離抑制薬
61.インタール(クロモグリク酸ナトリウム)
■H1受容体拮抗薬
62.アゼプチン(塩酸アゼラスチン)、アレジオン(塩酸エピナスチン)、クラリチン(ロラタジン)、アイピーディ(トシル酸スプラタスト)
■ロイコトリエン受容体拮抗薬
63.オノン(プランルカスト水和物)、シングレア、キプレス(モンテルカストナトリウム)
■吸入用ステロイド薬
64.キュバール(プロピオン酸ベクロメタゾン)、オルベスコ(シクレソニド)
65.パルミコート(ブデソニド)
66.フルタイド(プロピオン酸フルチカゾン)
67.アドエア(プロピオン酸フルチカゾン・キシナホ酸サルメテロール)
68.シムビコート(ブデソニド・ホルモテロール配合剤)
■β刺激薬
69.サルタノール、アイロミール、ベネトリン(硫酸サルブタモール)
70.メプチン(塩酸プロカテロール)
71.スピロペント(塩酸クレンブテロール)
72.セレベント(キシナホ酸サルメテロール)
73.ホクナリンテープ(塩酸ツロブテロール)
■テオフィリン薬
74.テオドール、ユニフィル(テオフィリン)
75.ネオフィリン(アミノフィリン)
■ステロイド薬
76.プレドニン(プレドニゾロン)、水溶性プレドニン(コハク酸プレドニゾロンナトリウム)
77.メドロール(メチルプレドニゾロン)、ソル・メドロール(コハク酸メチルプレドニゾロンナトリウム)
78.デカドロン[デキサメタゾン、(注射薬)デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム]
79.水溶性ハイドロコートン(リン酸ヒドロコルチゾンナトリウム)、ソル・コーテフ、サクシゾン(コハク酸ヒドロコルチゾンナトリウム)
■免疫抑制薬
80.エンドキサン(シクロホスファミド)
81.イムラン(アザチオプリン)
82.ネオーラル(シクロスポリン)、プログラフ(タクロリムス水和物)
83.メソトレキセート、リウマトレックス(メトトレキサート)
■抗線維化薬
84.ピレスパ(ピルフェニドン)

IV 閉塞性肺疾患・慢性気道感染症・その他
■抗コリン薬
85.アトロベント(臭化イプラトロピウム)、テルシガン(臭化オキシトロピウム)、スピリーバ(臭化チオトロピウム)
■抗凝固薬
86.ヘパリン、ノボ・ヘパリン(ヘパリンナトリウム)、フラグミン(ダルテパリンナトリウム)
87.ワーファリン(ワルファリンカリウム)
88.ウロキナーゼ、ウロナーゼ(ウロキナーゼ)
89.クリアクター(モンテプラーゼ)
■ARDS・ALIの治療
90.エラスポール(シベレスタットナトリウム水和物)、ミラクリッド(ウリナスタチン)

V 肺癌
■代謝拮抗薬
91.5-FU(フルオロウラシル)、フトラフール(テガフール)、ユーエフティ(UFT)(テガフール・ウラシル配合剤)、ティーエスワン(TS-1)(テガフール・ギメラシル配合剤)
92.ジェムザール(塩酸ゲムシタビン)
■微小管阻害薬
93.ナベルビン(酒石酸ビノレルビン)
94.タキソール(パクリタキセル)
95.タキソテール(ドセタキセル水和物)
■白金製剤
96.ランダ、ブリプラチン(シスプラチン)
97.パラプラチン(カルボプラチン)
■トポイソメラーゼ阻害薬
98.トポテシン、カンプト(塩酸イリノテカン)
99.ラステット、ベプシド(エトポシド)
■抗生物質(アントラサイクリン系)
100.カルセド(塩酸アムルビシン)
■悪性中皮腫治療薬
101.アリムタ(ペメトレキセド)
■分子標的治療薬
102.タルセバ(エルロチニブ)、イレッサ(ゲフィチニブ)
■G-CSF
103.グラン(フィルグラスチム)、ノイトロジン(レノグラスチム)、ノイアップ(ナルトグラスチム)
■5-HT3受容体拮抗薬
104.カイトリル(塩酸グラニセトロン)、ナゼア(塩酸ラモセトロン)、セロトーン(塩酸アザセトロン)、ゾフラン(塩酸オンダンセトロン)
105.ピシバニール(OK-432)
■麻薬
106.MSコンチン、カディアン(硫酸モルヒネ)、アンペック、オプソ(塩酸モルヒネ)、オキシコンチン、オキノーム(塩酸オキシコドン)、デュロテップ(フェンタニル)
■骨吸収抑制薬
107.ゾメタ(ゾレドロン酸水和物)

VI 肺高血圧症
■血管拡張薬
108.トラクリア(ボセンタン水和物)、レバチオ(シルデナフィルクエン酸塩)

付録
診療所に必須な薬剤20
漢方薬と呼吸器疾患
主な適応疾患
主な副作用

索引


サイドメモ目次

I 対症療法
1.一般診療にパルスオキシメーターの導入を
2.湿性咳嗽は防御反応の一種であるためむやみに止めない
3.特発性肺線維症に対するNAC吸入療法/COPDに対するL−カルボシステイン、PEACE Study
4.ピリン系、非ピリン系薬剤とは
5.発熱患者での解熱鎮痛薬使用時の注意事項
6.インフルエンザ脳症と鎮痛薬
7.COX-1、-2、-3とは
8.薬剤では対応がむずかしい血痰
9.禁煙指導のコツ
10.喫煙と密接な関係のある疾患

II 呼吸器感染症
11.ワクチンの種類とその意義/肺炎球菌ワクチンの再接種/肺炎球菌ワクチンと肺炎
12.不活化ワクチンの特徴は/インフルエンザワクチンの注射法/新型インフルエンザウイルス
13.2段階法ツベルクリン反応検査(ツ反)の意義
14.インフルエンザ桿菌に対するワクチン/Hibワクチン投与スケジュール
15.粟粒結核は、胸部X線で診断できない!
16.多剤耐性結核の出現は、医療者の責任もある
17.非結核性抗酸菌症の治療
18.結核性髄膜炎/QuantiFERON(QFT)、その1
19.結核性髄膜炎の治療/QuantiFERON(QFT)、その2
20.ペニシリンGの用量
21.菌の耐性化機序
22.嫌気性菌の関与する呼吸器感染症
23.βラクタマ―ゼ阻害薬とは
24.switch therapyとは/抗菌薬投与のタイミング/経口セフェム系薬の分類/主要経口セフェム系薬(MIC80)
25.初診時、セフェム系かマクロライド系か、いずれの抗菌薬が適当か?
26.細胞内移行がよい薬では、通常の血中データの解析は参考程度にすぎない
27.肺炎患者の発熱時に血液培養が必要か?
28.抗菌薬作用機序の総論
29.BLNARとは
30.インフルエンザ菌における耐性菌の呼称
31.抗菌薬の肝排泄型と腎排泄型、抗菌薬の透析性
32.PAE、sub-MICとは
34.発熱性好中球減少症の適応追加/発熱性好中球減少症での抗菌薬投与ポイント
35.カルバペネム系抗菌薬の使い分け(5剤の比較)
37.NNTとは:小児急性中耳炎での抗菌薬投与では、4日目に7例中1例が症状消失
39.マクロライド長期少量投与
40.Q熱とは/ペニシリン耐性肺炎球菌(PRSP)
41.細胞内寄生菌
43.喀痰からMRSAが検出されたら
44.BIVR(ビーバ)とは
45.誤嚥性肺炎の予防
46.抗菌薬の皮内反応廃止
47.ニューモシスチス肺炎(カリニ肺炎)の治療の実際
48.リネゾリド使用について
49.PK/PD/ニューキノロン系薬と糖代謝
50.濃度依存性殺菌と時間依存性殺菌
51.ヘルペスウイル感染症
52.サイトメガロウイルス(CMV)感染症の診断
53.抗インフルエンザ薬の使い分け
54.タミフル、リレンザ、シンメトレルの比較/タミフル投与と異常行動
55.抗菌薬の予防投薬
56.各種抗真菌薬(注射)の使用できる菌種
58.β-D-グルカンの測定(1)
59.ニューモシスチス肺炎(カリニ肺炎)/β-D-グルカンの測定(2)
60.各種抗真菌薬の代謝/肺アスペルギルス症の病態

III 免疫アレルギー
61.妊娠と気管支喘息
62.抗ヒスタミン薬の投与回数
63.アスピリン喘息
64.吸入ステロイド薬の使い分けは
65.プロドラッグとアンテドラッグ、初回通過効果/吸入ステロイドの粒子型
66.bioavailability(生物学的利用率)/モメタゾン(アズマネックス(R)、モメタゾンフランカルボン酸エステル吸入用散剤)
67.GOAL試験
68.維持および発作治療療法(SMART(R))
69.full agonistとpartial agonist
70.コントローラーとレリーバー
72.セレベント使用時に発作をみたら短時間作用性β2刺激薬は効くか?
73.長時間作用性β2刺激薬としての経皮吸収型気管支拡張薬
74.テオフィリンの抗炎症作用
75.気道過敏性の意義
76.日常臨床の場で経口ステロイド薬がよく使われる状況/薬物代謝酵素チトクロームP450(CYP)
77.ステロイド薬使用のポイント/ステロイドパルスの新たな作用
78.ステロイド薬の副作用
79.ステロイド誘発喘息
80.エンドキサンパルス療法
81.特発性間質性肺炎(IIPs)の分類と診断
82.シクロスポリンの作用機序とP-糖蛋白
83.膠原病関連の間質性肺炎の臨床病理学的分類/分類不能の結合織病(UCTD)について
84.光線過敏症

IV 閉塞性肺疾患・慢性気道感染症・その他
85.GOLD:抗コリン吸入薬の使い分け/ムスカリン様作用について/大規模臨床試験UPLIFT
86.エコノミークラス症候群(旅行者血栓症)
87.至適INRとは/ワルファリンと抗血小板薬
90.SIRSとは/敗血症

V 肺癌
91.非小細胞肺癌術後補助化学療法
92.癌休眠療法(tumor dormacy治療)/高齢者進行非小細胞癌とジェムザール
93.抗癌薬と肺線維化/高齢者進行非小細胞癌とナベルビン
95.類似名と医療事故/高齢者進行非小細胞癌とドセタキセル
96.シスプラチンvsカルボプラチン
97.ジェネリック
98.トポイソメラーゼ阻害薬
99.小細胞肺癌(SCLC)の治療心得
100.ケモで本当に得するの?
101.進行非小細胞癌とペメトレキセド
102.分子標的治療薬と各種試験結果
103.G-CSFによる間質性肺炎
104.エメンド(アプレピタント)
105.薬剤の適応に関する考え方
106.麻薬使用/塩化ストロンチウム(89Sr)(メタストロン注)
107.ビスホスホネート製剤と顎骨壊死

VI 肺高血圧症
108.アデノシン拮抗作用とホスホジエステラーゼ(PDE)抑制作用/PDEの分類について

初版が出版されてから足掛け5年が経過しました。この間、多くの新薬が市場に出てきました。同時に、あるものはその役割の限界が知られるようになりました。今回、これらの新しい情報を盛り込む必要性があり、改訂作業を行いました。好評であったサイドメモの追加も行いました。巻末には、災害の場などでのプライマリケアに必要な最低限の薬剤として「診療所に必須な薬剤20」をリストアップしました。また「診療に役立つ漢方薬」をまとめました。さらにべッドサイドで活用しやすいものになったと思います。
 日本人は優秀な民族であることは疑いのないことです。それはわれわれがもつ勤勉さの結果であります。どんなことでも突き詰めて一つの究極の形にしていく能力は、資源の少ない国にあっては必要欠くべからずのことです。ところが、物事には必ず表と裏があるように、この勤勉という性癖が必ずしもよい方向に進むとは限りません。「究極」は害をなすことが多いのです。例えば、明治以来の官僚制は形を整えて、維新、戦後の動乱を乗り切るため多大な貢献をしてきました。ところが今となっては、「究極に」組織化された省益が追求され手段が目的化しています。
 眼を転じて医学の世界では、ある学問が提唱されるとその領域は磨かれ、ついには「〜〜道」と究極を求めることになってしまいます。腫瘍学が腫瘍道になっていませんでしょうか。一つの癌(例えば乳癌)の治療に精通したオンコロジストがオンコロジーの大家を自称し、実際のところは癌の一般診断能力に欠け、他の領域の癌治療に疎いという事例は普通にあります。「ジェネラル」が「スペシャル」に進化して害をなす訳ですが、この進化の過程の先に、究極を求めることは日本人がもつ悪癖といえるでしょう。
 われわれ医師は、総合力と専門性の狭間で迷いながら苦労しています。われわれのもつよくない傾向を意識して、あまり究極に走らないスタンスを保持する努力は必要と思われます。そのような観点からいえば、「呼吸器エッセンシャルドラッグ」の存在意義が見えてきます。他の領域のエッセンシャルドラッグとともにあって、さらにその存在意義が生きてくるのではないでしょうか。すなわち「ジェネラル」と「スペシャル」の調和を比較的手軽にものにすることが本書のシリーズによって可能になるものと信じています。
2009年5月
千田金吾