書籍

認定NSTガイドブック2017改訂第5版

  • 新刊

編集 : 日本病態栄養学会
ISBN : 978-4-524-25148-3
発行年月 : 2017年7月
判型 : B5
ページ数 : 318

在庫あり

定価4,104円(本体3,800円 + 税)

  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

日本病態栄養学会編集のNST(栄養サポートチーム)のための公式テキスト。同学会主催セミナーのテキストとして使用されているほか、NSTに携わるスタッフの教則本としても役立つ。病態栄養療法の基礎知識から、投与法の基本事項、病態別の栄養療法の実際まで幅広く網羅。演習問題を含む症例や参考症例も多数収載した。栄養療法の指導にあたる医師やNSTの現場で奮闘中の、あるいはこれから携わる看護師・栄養士・薬剤師等のメディカルスタッフの必携書。

Chapter1 病態栄養の基礎
 1.栄養不良がもたらす影響
 2.栄養評価法と栄養スクリーニング
 3.栄養管理に必要な検査値とその解説
 4.投与エネルギー,栄養素,水,電解質の決定
Chapter2 栄養投与法
 1.栄養投与法の選択
 2.経口可能な補助食の使い方
 3.経腸栄養
  A.経腸栄養に必要な消化管の運動,消化・吸収の知識
  B.経腸栄養の適応・禁忌
  C.経腸栄養剤の種類とその選択
  D.経腸栄養の実施方法(投与計画,速度の決め方)
  E.経腸栄養の合併症とその対策
  F.薬剤の投与方法(簡易懸濁法)
  G.PEG
  H.在宅栄養療法
 4.静脈栄養
  A.末梢静脈栄養法
   1.輸液の種類
   2.輸液の配合禁忌と側管投与法
   3.合併症および対策
   4.症例と解説
  B.中心静脈栄養法
  C.在宅栄養療法
Chapter3 病態別栄養管理
 1.重症患者における栄養管理
 2.術前・術後における栄養管理
 3.外傷,熱傷における栄養管理
 4.褥瘡と栄養管理
 5.心疾患を有する患者の栄養管理
 6.糖尿病を有する患者の栄養管理
 7.腎疾患を有する患者の栄養管理
 8.肝・胆道系疾患を有する患者の栄養管理
 9.膵疾患を有する患者の栄養管理
 10.腸疾患を有する患者の栄養管理
 11.胃・腸管切除後の栄養管理
 12.脳卒中患者の栄養管理
 13.がん患者の栄養管理
 14.リフィーディング症候群の予防と栄養管理
Chapter4 症候別栄養療法
 1.電解質異常,酸・塩基平衡異常
 2.摂食・嚥下障害
 3.悪心・嘔吐
 4.食欲不振
 5.下痢・便秘
 6.脱水症
 7.高齢者の栄養(リハビリテーションを含む)
Chapter5 演習
 NSTでの実際の管理(1)
 NSTでの実際の管理(2)
 NSTでの実際の管理(3)
資料
索引

改訂第5版の序文

 日本病態栄養学会NST委員会編集『認定NST ガイドブック2017(改訂第5版)』が完成いたしました。これから診療現場でNST活動を開始するためのHow to本として2004年に最初に出版された本書は、2008・2011・2014年と版を重ねるごとに内容の充実を図ってきました。前回の第4版では以前からの箇条書きスタイルを踏襲しつつ、全体を「病態栄養の基礎」「栄養投与法」「病態別栄養管理」「症候別栄養療法」「演習」の5章に整理して、より教科書として検索しやすいように配慮しました。また、ほとんどの項目に「症例」を提示し、NST メンバーである各職種が診療現場で患者さんに寄り添った栄養管理を体感し、実践できるように工夫しました。内容についても各項目で最新の情報をもとにリニューアルし、写真や図表を多く用いてボリュームアップし、現場の診療ガイドラインとしても使用可能な体裁に整えました。
 今回の改訂では、第4版の内容を大きく変更することはせず、マイナーチェンジを行いました。その中でも、栄養不良が予後に与える影響、栄養介入による改善のエビデンス、新しく出てきた栄養剤について触れ、また、血行動態が不安定な場合の栄養管理、脂肪乳剤投与法、微量元素欠乏、インスリン投与の考え方の整理などについてブラッシュアップを行いました。また症候別栄養療法では、超高齢社会がますます進む中でリハビリテーションを含む高齢者の栄養管理の考え方についての項目を新設するとともに、栄養評価法と栄養スクリーニングの項目に、サルコペニア、フレイルについて解説を加えました。なお、諸般の事情で今回から出版社の変更を行っております。
 すべての診療に必須である栄養管理の主役になる医療職は、管理栄養士であることには異論がありませんが、医師、看護師、薬剤師をはじめとした多職種の連携によるNST活動の中で、それぞれの職種が現場で患者さんに直に接して、その訴えを傾聴し、疾患診療を栄養面から適切に支援することが求められています。本書がその入門書として、また繰り返し精読する教科書として、さらには各施設において栄養管理マニュアル策定の参考書として、大いに活用されることを期待しております。また、さらなる改訂に向けての見直し作業も引き続き同時進行して参りたいと考えておりますので、本書の内容について現場からの忌憚のないご意見をお寄せいただければ幸いです。

2017年6月
日本病態栄養学会NST委員会委員長
岐阜大学医学部附属病院生体支援センター教授
村上啓雄