書籍

インスリン療法マスターガイドブック

導入からトラブル対処法まで

: 清野弘明/朝倉俊成
ISBN : 978-4-524-24289-4
発行年月 : 2007年10月
判型 : B5
ページ数 : 206

在庫なし

定価3,564円(本体3,300円 + 税)

  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

糖尿病患者さんへのインスリン療法指導に日々奮闘している医療スタッフのためのガイドブック。インスリンの基礎知識はもとより、ペン型インスリン注入器、専用注射針の種類・選択・指導から、自己注射の手技の指導法、また個別指導のポイント、トラブル時の対処法、セーフティマネジメントまでを実践的に解説。指導のコツを知りたい時、指導に困った時に必ず役立つ一冊。

I章 インスリン療法のための知識とその指導

II章 デバイスの種類と特徴・選択法

III章 インスリン療法指導の実際

IV章 インスリン療法の個別指導のポイント

V章 インスリン療法のトラブル対処法

VI章 インスリン療法のセーフティマネジメント

糖尿病患者さんの増加は疫病にもたとえられるほどに急増しています。日本人はインスリン分泌能が少ない体質を持っているのに加え、中年で脂質摂取量が増加し肥満に傾くと軽度のインスリン抵抗性が惹起され、糖尿病を発症してしまう例が増えています。
さらに、日本人の寿命が延び、加齢に伴うインスリン抵抗性の増大やインスリン分泌能の低下が影響し、高齢で発症する糖尿病患者さんも増加していることが影響しています。糖尿病の治療薬としては、作用機序の異なる5種類の経口血糖降下薬が使用されています。それぞれの病態や罹病期間を考えながら薬剤が選択されます。しかし、インスリン治療でしか血糖コントロールでさない患者さんも多数存在します。
 英国で行われた2型糖尿病の前向き研究(UKPDS)の結果から、糖尿病患者さんのインスリン分泌能は、経年的に徐々に低下していくことが報告されています。日本人の2型糖尿病でも、糖尿病発症15〜20年後にはインスリン治療を開始しないと血糖コントロールが不可能な患者さんが多数存在します。
 インスリン治療の基礎的な書籍は多数あり良書も多いのですが、インスリン治療時のトラブルやその対処法を記載している書籍は少ないのが現状です。「インスリン治療導入からインスリン治療のトラブルとその対処法まで網羅した実践的な本があるといいね」という会話から生まれたのが本書です。
 インスリン治療をいつ、誰に行うのか? インスリン投与法は? といった基本的なテーマから、高齢者でのデバイス選択は? 運動時のインスリン量の調節法は? インスリン治療に抵抗する患者さんへの対応法は? などの実践的な内容を記載するようにしました。また、インスリン自己注射指導法やデバイスでのトラブルとその対処法までを網羅するように心がけました。
 インスリン治療法やトラブル対処について、本書が少しでもお役に立てれば我われの望外の喜びであります。インスリン治療のトラブルについて教えていただいた太田西ノ内病院糖尿病センター通院中の患者さんに感謝申し上げます。
2007年8月
清野 弘明
朝倉 俊成
(一部改変)