教科書

保健・医療・福祉のための論文のまとめ方と書き方改訂第2版

: 鈴木庄亮/川田智之
ISBN : 978-4-524-24272-6
発行年月 : 2006年9月
判型 : A5
ページ数 : 128

在庫あり

定価2,052円(本体1,900円 + 税)

  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

本書は、保健・医療・福祉分野の経験の浅い研究者や学生向けに、論文をまとめる際のポイントをわかりやすくまとめた書籍である。今改訂では、PubMedの検索に必要な基礎知識のほか、液晶プロジェクター等を用いたプレゼンテーション資料の作成のポイントについても解説。保健・医療・福祉分野において、初めて論文をまとめる研究者、学生に最適な一冊。

1. 保健・医療・福祉の現場から何を書くか
2. 緒言および対象と方法
3. 原著をどう書くか<その1>
4. 原著をどう書くか<その2>
5. 事例をどう書くか -産業保健を例に-
6. 医学学術情報とデータベース
7. 文献を探す -和雑誌の場合-
8. 文献を探す -MEDLINE検索を中心にした洋雑誌の場合-
9. キーコンセプトを調べる
10. 専門用語をどうするか
11. 漢字をどこでどう使うか
12. 投稿原稿の処理と査読
13. 英語論文、とくに英文抄録
14. プレゼンテーション資料の作成
15. 文献

本書の初版は1999年であったが、幸い好評で、意外に広くご利用頂き、第5刷まで増刷を重ねた。その間、小さな誤りの訂正をしただけであった。
 2005年5月の第5刷の頃までには、さすがに気になっていた古い箇所がどうにもならなくなってきたので、出版社に改訂を提案したところ、ゴーサインが出たので、さっそく著者が改訂方針を立てた。
 省みて「論文の書き方」に関する書籍はたくさんあるが、本書が好評であった理由は何であったのか。その扱う領域を保健医療福祉領域に限定したこと、論文のまとめ方の基本的事項と具体的処理の仕方が比較的親切で分かりやすく書いてあること、漢字の使い方から専門文献のコンピュータ検索まで広い範囲が一通り書かれていることなどであろうか。これらの良い点はそのまま生かすとして、古くなった部分を削除し、最新情報を盛り込むことを基本方針とした。
 そのため、学術文献情報データベースを更新し、パブメドPubMedなどよく使われるデータベース解説を充実させた。さらに、学術用語・辞典・事典類も最新のものにした。その他、全体に目を通し、できるだけの改善・改訂を行った。
 学界の変化として、2003年度に国立大学の独立行政法人化(国立大学法人化)があり、教員の学術的成果についてその論文の質と量で一定の方式に基づいた評価が行われるようになったこと、看護教育などの4年制大学化が進んだこと、大学院課程の設置も進んだこと。これらのため、全体的にこの領域での論文作成の必要性が増していると推測される。このことは、保健医療福祉の領域で調査研究したものが、あるいは体験した事例や質的情報が、より多く論文化されるようになったわけで、その意味では歓迎すべきことである。
 この改訂版が、一層きめ細かく有意義に利用されることを願うものである。
2006年7月
著者記す
(一部改変)