書籍

アンチエイジング美容マニュアル

美肌・痩身術のニュートレンド

編集 : 大森喜太郎/ロバート・クレ
ISBN : 978-4-524-24238-2
発行年月 : 2008年7月
判型 : B5
ページ数 : 230

在庫なし

定価10,800円(本体10,000円 + 税)

  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

美容医療の中でも、近年ニーズが増えてきている非侵襲的ないし低侵襲な手技による施術について詳しく解説。安易に使用すれば合併症や副作用をもたらす危険性も存在するこれらの手技について、薬理などの基礎知識から臨床上の事故・合併症を防ぐ適正使用の方法、導入の手引きなどをまとめた。美容医にとって必要な知識を解説した臨床現場で役立つ実用書。

序論

第I部 アンチエイジング的美容医療
 第1章 アンチエイジング的美容医療を行ううえで気を付けなければならないこと
 第2章 アンチエイジング的美容医療の診断と治療目標
 第3章 アメリカの美容医療の現状

第II部 各論
 第1章 ボツリヌス毒素療法
 第2章 OBAGI Nu-Derm療法
 第3章 低侵襲レーザー治療 −Scitonレーザー
 第4章 ざ瘡治療における抗酸化治療
 第5章 皮下注入物 −fillerと脂肪
 第6章 Water Jet Assisted脂肪吸引術
 第7章 ゾーン・ダイエット
 第8章 アンチエイジング医療

第III部 導入の手引き
 第1章 ボツリヌス毒素療法
 第2章 OBAGI Nu-Derm療法
 第3章 低侵襲レーザー治療 −Scitonレーザー
 第4章 ざ瘡治療における抗酸化治療
 第5章 皮下注入物 −fillerと脂肪
 第6章 Water Jet Assisted脂肪吸引術
 第7章 ゾーン・ダイエット
 第8章 アンチエイジング医療

今日、何らかのアンチエイジング的な、あるいは美容医療的な内容の診療を新たに行おうとすると、何らかの疑問あるいは戸惑いを持たれるのが普通であろう。これは、単に美容関係の医療が健康保険制度外の自由診療であり馴染みが薄いということもその理由のひとつであろうが、それ以上にこれらの手法について大学時代に系統的な講義を聴いたことが少なく基本的な知識が不足していることに加え、簡便さや低侵襲性を売りに今の時流に乗って流行しているかのようにみえる“しみ・しわ”の治療法や痩身のための施術などが実際どの程度有効であるのか、またそれらの施術に伴うリスクがどの程度あるのか、肝心なところがいまひとつ不明なことが主な原因なのではないかと思っている。
 そしてこのような戸惑いは程度の差こそあれ、美容目的の医療を外科の範疇として取り扱ってきた美容外科の専門医にもある。それは、これらの美容医療で用いられるレーザーやfillerや数々の薬剤などは、最近に急速に成長してきた分野であると同時にあまりにも種類が多く、単に服用する、あるいは注射する、レーザーや光を照射するといった簡便さとは裏腹に、これらの施術の科学的な根拠が不十分なのではと思われる例、あるいは過去の経験や合併症の報告から否定的に捉えざるを得ない手法なども散見されているからである。
 そこで本書では、これらのなかから実用可能ないくつかの施術を、各々の手法の開発者あるいは臨床でよく用いられている先生方に紹介していただくことにした。さらに共同編集者でアメリカ形成外科学会認定専門医のロバート・クレ先生には、これら手法の先進国のひとつであるアメリカで臨床の場に立たれた経験を記していただいた。もちろんここに収載しなかった手法のなかにも、優れたものがあることは承知しているが、誌面に限りがあるので別の機会に譲ることにした。
 さらに美容目的の医療の持つ特異性を考慮し、実際にこれらの施術に取り組む際の注意点などについて、総論として述べておくことにした。また、本書で取り上げた施術の導入への手引きを取り上げた。
 いずれにしても、既存の病を対象とした医療に比べれば発展途上であり、EBM等においてはまだまだ未成熟な分野であるが、これらの医療に興味をお持ちの方に参考にしていただければ幸いである。
2008年5月
クリニカ市ヶ谷名誉院長
日本美容外科学会専門認定医
大森喜太郎
(一部改変)