書籍

内科研修マニュアル改訂第2版

編集 : 慶應義塾大学医学部内科学教室
ISBN : 978-4-524-24048-7
発行年月 : 2006年7月
判型 : A5
ページ数 : 648

在庫僅少

定価7,560円(本体7,000円 + 税)

  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

慶應義塾大学内科学教室によって編集された内科研修のスタンダードマニュアル。内科各分野の基本的知識を効率よく習得することができ、総合的な診療能力が身につく。今改訂では、進歩の著しい診断・治療の項目をはじめ、全体を見直して内容を一新。先輩からのアドバイスなど教科書には載っていないコツも満載して、どんな場面でも頼りになる一冊。

I章 主要症候
 1. 発熱
 2. 頭痛
 3. 意識障害
 4. 失神
 5. 胸痛
 6. ショック
 7. 浮腫
 8. 腹痛
 9. 体重減少
 10. 呼吸困難、チアノーゼ

II章 基本検査
 1. 検尿
 2. 末梢血検査、凝固マーカー
 3. 血液ガス
 4. 酸・塩基平衡
 5. 電解質
 6. 心電図
 7. 胸部X線
 8. 腹部X線
 9. 細菌・真菌・ウイルス検査

III章 基本治療
 1. 蘇生(BLS、ACLS、挿管)
 2. 呼吸管理(人工呼吸、気管内挿管も含め)
 3. 輸液
 4. 栄養管理
 5. 輸血
 6. 抗生物質・抗真菌薬の分類と使用
 7. 疼痛コントロール〜癌性疼痛の緩和を中心に
 8. インスリンの基本的使用法

IV章 各科別疾患
 A. 呼吸器疾患
 B. 循環器疾患
 C. 消化器疾患
 D. 腎疾患
 E. 内分泌・代謝疾患
 F. 神経疾患
 G. 血液疾患
 H. リウマチ性疾患・膠原病
 I. 感染症
 J. 内科系救急
 K. 高齢者診療

付録

1999年に出された本書第1版は、幸い慶應義塾大学病院内科研修医のみならず全国の施設で研修中の、多くの若い研修医の方々に好評をもって迎えていただくことができた。しかし、その後の内科学診療の進歩は日進月歩であり、医療現場にそぐわない点が散見されるようになってきた。さらに、2004年度から開始された卒後臨床研修制度の導入により、卒後2年間という短期間に内科の最低限の知識と基本的経験を習得させる必要性も出てきており、これに対応する内科臨床研修の真のマニュアルが強く望まれている。
 このような状況のもと、改訂第2版を作成するための作業が開始された。
 本書の基本編集方針の特徴は、『現場ですぐに活用できる』内容にする、ということである。そのため、第2版は通常の内科教科書的なものでなく、『実践的なマニュアル』にする、というコンセプトが採用された。したがって、著者には内科各領域で病棟のベッドサイドで研修医を直接指導している、いわば研修医にとって直属の上級医、指導医(オーベン)たちとし、各診療科のスタッフは、スーパーバイザーとしてさらに全編をチェックするという基本方針をとった。すなわち本書は、「オーベン」が研修医(ネーベン)を直接指導する立場・口調で著されたマニュアルである。
 全編は大さく、基本症候、基本検査、基本治療、各科別疾患の4つに分かれている。実際に患者が外来を受診した後の、診察の流れに沿って、診断から最終治療までの段階が踏まれていくように工夫されている。
 このような方針のもと、さらに第2版の特徴として、随所に「先輩からのアドバイス」「ピットフォール(落とし穴)」「メモ」「専門医・他科へのコンサルト」「トピックス」「ワンポイント」「ガイドライン」「サイドメモ」などが散りばめられている。通常の教科書では見られないような現場での診療のコツ、さらには実際の臨床現場で苦慮・難渋した経験を重ねた先輩医師にしか書けないようなノウハウが、ここに凝縮されている。当直の夜、救急患者の処置が一段落した後、気楽な読み物としてこのような部分だけを通読するだけでも、自然に実践的な知識が養われることと思う。
 本書が、多くの初期研修医および内科専修医たちの研修・診療の拠り所となり、内科診療の基礎を培う必携の書となれば幸いである。
2006年6月
『内科研修マニュアル』(改訂第2版)責任編集
慶應義塾大学医学部内科学教室
池田康夫
鈴木則宏