書籍

まんが漢方の第一歩

監修 : 並木昭義
: 渡辺廣昭
ISBN : 978-4-524-23609-1
発行年月 : 2007年4月
判型 : B5
ページ数 : 94

在庫あり

定価2,160円(本体2,000円 + 税)

  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

近年、診療現場での使用が急増している漢方について、親しみやすいまんがによって、基本から処方までの知識を楽しく分かりやすく解説した初心者向けの手引き書。西洋医学とは異なる東洋医学の考えかたに基づくために、正確に理解されにくい専門的知識をやさしく紹介することで、馴染みの薄い漢方医療への理解を助ける、漢方に興味のある医療従事者にうってつけの一冊。

第1章 はじめの第一歩
 1. 漢方・東洋医学は本当に必要か?
 2. 西洋医学との違い
 3. 自分で漢方薬を使ってみるには
 4. 漢方薬は煎じなければいけないの?
 5. とりあえず一般的な病気に使ってみよう
 6. 勉強するにはどうするか
 7. 一般的な漢方薬の決め方

第2章 診断
 1. 証(病態)はどのように決められるのか?
 2. 診断の指標
 3. 診断法
 4. 東洋医学独特の診察方法(望聞問切)

第3章 臨床
 1. 漢方薬の入手法
 2. 使用頻度の高い処方
 3. 病名・症状から処方を選択する
 4. ケーススタディ

Q&A
コラム
付録・漢方薬一覧

札幌医科大学麻酔科では、若手医師、看護師、理学療法士などのコメディカル、さらに医療系の学生や一般市民にとって関心があり、かつ必要な医学・医療の知識や技術を分かりやすく理解してもらうために、まんがを活かした書簿出版を目指している。これまでに、『まんが人工呼吸管理の第一歩』、『まんががんの痛み管理の第一歩』、『まんが呼吸理学療法の第一歩』を出版し、好評を得てきた。今回はまんがシリーズの第4弾として『まんが漢方の第一歩』を発刊することになった。
 東洋医学は病気をもつ患者を全人的に把握・診断し、乱れた心身のバランスを回復させる治療を行う。西洋医学では治療・対応できなかった患者に対して、思わぬ治療効果が上がることに驚かされる。
 本書は大きく3章に分けられ、第1章は「はじめの第一歩」で、漢方・東洋医学を習得するための基本的な知識と情報を提示した。この章は7項目からなっている。「1。漢方・東洋医学は本当に必要か?」「2。西洋医学との違い」「3。自分で漢方薬を使ってみるには」「4。漢方薬は煎じなければいけないの?」「5。とりあえず一般的な病気に使ってみよう」「6。勉強するにはどうするか」「7。一般的な漢方薬の決め方」などの知識や情報を分かりやすくまんがを用いて解説してある。
 第2章は「診断」である。「1。証(病態)はどのように決められるのか?」や「2。診断の指標」で、陰陽、虚実、寒熱、表裏の概念と鑑別について簡潔な文章で、かつまんがを多く用いて解説している。
 第3章は「臨床」で、「1。漢方薬の入手法」「2。使用頻度の高い処方」「3。病名・症状から処方を選択する」の項目がある。2の項目では、わが国の医療現場で処方される使用頻度の高いベスト20の漢方薬、その他必要な漢方薬16を加え、36の漢方薬を紹介した。
3の項目では、10の病気に対する処方を解説した。それらの中には、「A。初期の風邪」「B。長引く風邪」「C。咳」「D。ストレス」「E。大病後の体力回復」「F。消化器系疾患」「G。駆お血剤」「H。痛み」「T。膀胱炎」「J。肥満」を取り上げている。漢方薬処方に当たっての病気の診断、適応の判断、構成生薬とその薬理作用を簡潔に解説した。その他に2症例のケーススタディを紹介し、また必要に応じて用語解説コーナーを設けたりQ&Aやコラムを記載するなど、より親しみをもてるように工夫した。
 最後に付録として、現在わが国の医療現場で使用されている153の漢方薬一覧を載せた。
 本書は漢方・東洋医学を学ぶ第一歩として、読者が読みやすく、理解しやすく、興味をもてるように配慮されてある。是非一読され、手元に置いて役立てることを願っている。
2007年3月
並木昭義