教科書

栄養・健康科学シリーズ

臨床栄養学改訂第4版

編集 : 糸川嘉則/岩崎良文
ISBN : 978-4-524-23584-1
発行年月 : 2003年5月
判型 : B5
ページ数 : 322

在庫あり

定価2,700円(本体2,500円 + 税)

  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

今改訂では、基本的な構成は変えずに全体を見直し、最新の医学の進歩を取り込みながら、2002年8月に公表された管理栄養士国試ガイドラインに掲載された疾患はすべて解説した。前回好評の付録「POSと栄養診療記録」は引き続き掲載。実際の栄養指導の仕方について記述し、卒業後も役に立つ内容となっている。

1.臨床栄養学とは
2.糖尿病
3.肥満、るい痩、痛風、糖尿病とウィルソン病
4.たんぱく質、エネルギー栄養障害、ビタミン欠乏症・過剰症、ミネラル欠乏症・過剰症
5.高脂血症、動脈硬化症
6.高血圧、低血圧
7.心疾患
8.腎疾患と泌尿器疾患
9.腎不全と透析療法
10.消化管の疾患
11.肝疾患
12.胆道疾患、膵疾患、呼吸不全
13.中枢神経系疾患、精神疾患
14.筋肉疾患と骨の障害
15.血液疾患
16.内分泌疾患
17.膠原病とアレルギーの疾患
18.感染症、呼吸器疾患
19.小児の臨床栄養
20.外科と栄養
21.母性の臨床栄養

付録
 1.食事療法
 2.POSと栄養診療記録

栄養・健康科学シリーズの「臨床栄養学」の初版が発行されたのは1989年4月であるから、本年で14年目になる。このように長い間、多くの読者に愛読されたことは編集者として大きな喜びである。本書は教育、研究あるいは臨床の第一線で実際のその分野で活動している専門家に分担で執筆をお願いしたため、臨床栄養学を学ぶ上で必要な項目はすべて網羅されている。そして、多くの図表が用いられ、囲み記事、症例、練習問題等の項目も随所に盛り込まれているし、二色刷りにより重要な熟語を判別しやすくするなどの工夫もされている。このような理由により本書が読み物としても興味深く、理解しやすく使いやすい教科書として評価され、好評を得ているものと思われる。また、この間の臨床栄養学分野の進展に対応して、これまでに第3版までの改訂版を発行してきたところである。そして第3版発行から5年を経過した2003年に第4版を発行したいという南江堂の提案があり、本書の発行が実現したのである。
 今回の改訂には、これまで以上の重要性があると考える。すなわち、臨床栄養学の分野に大きな変化が起こってきたからである。それは臨床栄養学の研究・技術の進展のみならず、国民の健康課題の変化や管理栄養士・栄養士に対する期待の増加とそれに対する国の栄養政策の変化なども影響しているのである。その一環として2002年4月に栄養士法が改正され、それに伴って「管理栄養士国家試験出題基準(ガイドライン)」が2002年8月に改定されたのである。
 本書は初版の序に記しているように、管理栄養士の国家試験を受験する人々にとって、必要とされる水準を無理をしないで到達できることを目的としているので、改訂にあたってはガイドラインの改定による変更を最優先した。例えば「たんばく質・エネルギー栄養障害、ビタミン欠乏症・過剰症、ミネラル欠乏症・過剰症」の章を加えたり、小項目に新たに取り上げられた疾患についてもできる限り記載した。そして、本書は管理栄養士のみならず、医療、保健、教育の各機関や食品産業で活躍中の栄養士やさらに医療現場で患者に接する医師、看護師、保健師、薬剤師、検査技師等の医療関係者やそれを目指す学生にとっても最新の臨床栄養学の知識を身につけられる簡便な参考書として利用できると思われる。
 本書の第4版の改訂にあたり、多岐にわたる変化に的確に対処していただいた執筆者のご努力により最新の「臨床栄養学」が生まれたのであり、各執筆者に対し深甚の謝意を表する次第である。
 なお、今版の刊行を前にして、初版より多大なご尽力をいただいた山王義一先生の訃報に接した。ここにご冥福をお祈りする次第である。
2003年3月
糸川嘉則
岩崎良文