書籍

人工腎臓の実際改訂第5版

編著 : 太田和夫
: 秋澤忠男/秋葉隆/川西秀樹/斎藤明/佐中孜
ISBN : 978-4-524-22416-6
発行年月 : 2005年6月
判型 : B5
ページ数 : 580

在庫僅少

定価17,280円(本体16,000円 + 税)

  • 商品説明
  • 主要目次

人工腎臓について、臨床現場で必要な医学的・技術的知識のすべてを、腎不全の総合診療に長年携わってきた斯界の第一人者がまとめた実際書。今改訂では、機器の進歩、長期透析患者の代謝面における新知見、近年進歩の著しい急性血液浄化療法などを盛り込む。著者ならではのわかりやすい解説が、腎臓専門医から透析関連スタッフまで幅広い読者に役立つ一冊。

【主要目次】
第1章 透析療法の歴史
 1.血液療法の歴史
 2.腹膜透析の歴史
第2章 透析療法の基礎
 1.人工腎臓の原理と構造
  A.腎臓の機能と人工腎臓
  B.人工腎臓の原理
  C.透析液の各成分とその意義
  D.水処理
  E.人工腎臓の構造
 2.ダイアライザーの機能評価
  A.クリアランスとダイアリザンス
  B.除水効果と限外濾過
  C.各種ダイアライザーの効率の比較
  D.コイル型、平板型および中空糸型の比較
 3.ダイアライザーの工学
 4.透析効率
 5.人工腎臓の発展と新しい血液浄化法
  A.血液濾過と濾過型人工腎臓
  B.血液吸着
  C.消化管を用いる血液浄化法
  D.Square meter-hour 仮説
  E.β2‐ミクログロブリンなど低分子タンパク除去
  F.持続装着濾過
  G.バイオ人工尿管
第3章 血液透析用ブラッドアクセス
−ブラッドアクセスの種類とその特色−
  A.血液透析用ブラッドアクセスの具備すべき条件
  B.ブラッドアクセスの分類
  C.外シャント
  D.内シャント(皮下動静脈瘻)
  E.動脈表在化
  F.導入期の問題ならびに緊急用シャント
  G.単針透析
  H.各種ブラッドアクセスとその比較
  I.内シャントおよびグラフトの血管撮影法
  J.内シャントおよびグラフトの血栓除去法
  K.シャントの血流量と全身に及ぼす影響
  L.ブラッドアクセスに対するIVR
第4章 血液透析の実際
 1.血液透析を始めるにあたって
  A.必要な機器、薬品、材料
  B.装置の準備
  C.人工腎臓と患者との接続
 2.透析の終了と機械の整備
  A.終了の決定とシャントの後処理
  B.血液透析の後始末ならびに機器の整備
  C.透析装置の消毒
 3.透析の経過と定時的検査、処置
  A.定時的検査
  B.透析中の経過と処置
  C.抗凝固法
 4.透析の操作に関係した事故と対策
  A.ダイアライザーに関係した事故と対策
  B.透析液に関連した事故と対策
  C.シャントに関係した事故
 5.透析の前後における検査値の変動
  A.血液生化学値の変動
  B.血液有形成分の変化
 6.透析中の患者にみられる合併症とその対策
  A.循環系の異常
  B.不均衡症候群
  C.過敏性症候群およびその他の異常
  D.ダイアライザーの再使用と問題点
  E.その他の合併症
第5章 腹膜透析とCAPDの原理と実際
 1.腹膜透析の原理と透析液
  A.腹膜透析とその原理
  B.腹膜透析液とその組成
 2.腹膜透析(間欠的腹膜透析)の実際
  A.腹膜透析液の組み合わせと調整
  B.Tenckhoffカテーテルとその挿入法
  C.腹膜透析の事故と合併症
 3.CAPDとその変法
  A.腹膜透析における最近の進歩
  B.合併症とその対策
  C.糖尿病患者のCAPD
  D.CAPDの変法
  E.CAPDの長所と短所
  F.最近の腹膜透析の問題点
第6章 尿毒症患者の病態生理と透析の影響
 1.尿毒症の原因物質
 2.尿毒症における代謝異常
  A.電解質とその異常
  B.糖、脂質代謝の異常
  C.タンパク代謝の異常
  D.尿酸代謝
  E.アシドーシス
 3.循環系の異常
  A.高血圧
  B.低血圧
  C.浮腫、肺水腫
 4.血液ならびに凝固系の異常
  A.尿毒症における貧血の成因
  B.白血球系の異常
  C.免疫反応の異常
  D.尿毒症と出血傾向
 5.神経系の異常
  A.中枢神経系の異常
  B.視力障害ならびに脳神経の異常
  C.末梢神経、筋肉の異常
 6.消化管の異常
 7.内分泌機能の異常
第7章 尿毒症患者治療の実際
 1.透析の適応と開始の時期
  A.透析の適応となる条件
  B.透析の開始時期
 2.透析開始直前、直後の問題
  A.患者の状態の把握
  B.透析療法への導入
 3.長期透析の問題点
  A.長期透析患者の病期分類
  B.退院の時期
  C.外来透析と患者管理
  D.社会復帰と家庭透析
  E.腎不全治療のシステム
 4.長期透析患者の合併症と対策
  A.浮腫、高血圧
  B.心不全と尿毒症性心膜(嚢)炎
  C.カルシウム代謝の異常
  D.骨軟化症とアルミニウム骨症、垂形式骨症
  E.透析アミロイドーシス
  F.尿毒症性末梢神経障害
  G.感染症とその対策
  H.貧血とその対策
  I.消化器の合併症
  J.その他の合併症
 5.特殊症例の透析
  A.糖尿病性腎症の透析
  B.全身性エリテマトーデス
  C.小児腎不全患者の透析
  D.高齢者の透析
 6.遠隔成績と死因
  A.成績の統計
  B.予後を左右する因子
第8章 腎不全患者と薬剤の投与
 1.透析患者への薬物投与の原則
 2.透析患者の薬物代謝の特徴
 3.透析患者の服薬コンプライアンス
 4.透析患者の病態と薬剤投与の実際
第9章 透析患者の食事療法
 1.食事療法の基礎知識
  A.タンパク質
  B.糖質
  C.脂質
 2.透析患者におけるアミノ酸代謝の異常
 3.透析食の基本的な考え方
  A.タンパク質およびアミノ酸
  B.糖質・脂質
  C.ナトリウムおよび水分
  D.カリウム
  E.カルシウムとリン
  F.微量元素と味覚
  G.便秘と食物繊維
第10章 急性腎不全
 1.急性腎不全の概念
  A.分類
  B.腎性急性腎不全の成因とその機序
 2.急性腎不全の症状と診断
  A.症状と所見
  B.診断
 3.急性腎不全の治療
  A.急性腎不全の予防と早期の処置
  B.透析開始の時期と透析方法の選択
  C.無尿期における一般的な処置
  D.利尿期における問題
 4.急性腎不全の治療成績
  A.疾患別の治療成績
  B.合併症とその対策
  C.腎機能の予後とフォローアップ
 5.薬物中毒とその治療
  A.血液浄化療法の適応の条件
  B.薬物中毒各論
第11章 腎不全と外科
 1.軽度ないし中等度の腎不全患者の手術−急性腎不全発生の予防
 2.透析患者の手術
  A.術前準備
  B.腎不全患者の麻酔
  C.術中、術後の管理
第12章 腎移植
 1.腎移植の適応
 2.腎提供者の選択
 3.腎移植の術式
 4.術後管理ならびに拒絶反応
 5.合併症と死因
 6.遠隔成績
 7.組織適合性検査
 8.今後の問題
 9.透析か腎移植か

索引