書籍

根拠がわかるナースのための医療禁忌セルフチェック

編集 : 富野康日己/櫻井美鈴
ISBN : 978-4-524-22374-9
発行年月 : 2001年5月
判型 : B6
ページ数 : 324

在庫僅少

定価2,376円(本体2,200円 + 税)

  • 商品説明
  • 主要目次

さまざまな臨床場面で、ナースが把握しておくべき禁忌事項を270余ピックアップして分類。『どうして禁忌なのか』その理由・根拠を、わかりやすく解説。セルフ・チェック方式で、若手ナースはもちろん、キャリアナースも、知識の確認とレベルアップができる。「外観・名称が似ていてまちがえやすい薬剤の一覧表」もついて、さらに実践的。医療事故が多発する昨今、ナース必読の一冊。理解しやすい2色刷。

1.正しく安全な看護を実践する
2.医療禁忌セルフチェック
 1.患者さんに伝えたいことは、誤解を与えないように伝えなければならない.
 2.患者さんがどのように行動するかを予測して対応しなければならない.
 3.リーダーは全体を掌握していなければならない.
 4.自分だけの判断で物事を処理してはならない.
 5.「○野さん」と呼んで『はい』と返事をしても、その人が○野△子さんだと思いこんではならない.
 6.ME機器は、十分な知識をもったうえでなければ使用してはならない.
 7.報告は、適時・適切に行わなければならない.
 8.指示を実施したら、必ずその場で、実施済みのサインをしなければならない.
 9.看護記録は、患者さんや家族に見せられる記載にしなければならない.
 10.消毒薬の効果を過信してはならない.
 11.手洗いをせずに患者さんのケアをしてはならない.
 12.医師から注射・投薬の指示受けをしても、用量や単位に疑問をもちつつ投与してはならない.
 13.Mgとmlをまちがえてはならない.
 14.夜間睡眠中の患者さんがいびきをかいている場合、よく眠っていると安易に判断してはならない.
 15.後始末が終わるまで気を抜いてはならない.
 16.緊急時の口頭指示では、復唱と確認を怠ってはならない.
 17.救急室で患者さんの処置を行う場合には、手袋を使用しなければならない.
 18.一次救命処置は確実に行えるように修練しておかなくてはならない.
 19.意識障害や、鎖骨より頭側に損傷がある患者の頸部を動かしてはならない.
 20.心電計や酸素飽和度計測などのモニタリングを行わずに、検査・処置時に鎮静薬の投与をしてはならない.
 21.心臓マッサージの圧迫は深さ5 cmを越えてはならない.
 22.意識のある患者さんに電気的除細動を行ってはならない.
 23.気管異物あるいは気管支異物が疑われる患者さんを診るときは、急激な体位変換を行ってはならない.
 24.人工呼吸器回路の確認はナースだけで行ってはならない.
 25.気管内チューブのカフ圧を高圧にしてはならない.
 26.意識障害の患者さんで嘔吐のおそれのある場合には、仰臥位をとらせてはならない.
 27.胃洗浄は仰臥位で行ってはならない.
 28.カテーテルの挿入直後に、先端がどこに及んでいるかの確認を怠ってはならない.
 29.抗凝固薬を用いている患者さんでは、止血は凝固時間を考えて確認しなければならない.
 30.四肢の太い血管の損傷による出血の止血帯として、細いひもや針金を使ってはならない.
 31.低温で保存した濃厚赤血球を急速に輸血してはならない.
 32.放射線未照射の輸血を行ってはならない.
 33.患者さんの宗教的背景を確認せずに輸血を行ってはならない.
 34.閉鎖空間で爆発などによる熱傷は、熱傷面積が小さくても、外来で治療してはならない.
 35.食事止めを説明したからといって、患者さんが出された食事を食べないと思ってはならない.
 36.検査のため食事が中止になっても、内服薬も必ず中止になると考えてはならない.
 37.満腹時に咽頭ぬぐい液の採取を行ってはならない.
 38.喀出痰や尿などの細菌培養検体は、採取した後、長時間放置してはならない.
 39.気管支鏡検査の直後に飲水や食事を許可してはならない.
 40.腰椎穿刺直後の患者さんに、坐位や歩行を許可してはならない.
 41.妊娠中または妊娠の可能性の高い女性に安易に放射線検査を行ってはならない.
 42.水溶性造影剤を用いる造影検査時あるいは水溶性造影剤テスト時には、救急蘇生器具のない状況下や医師が不在であってはならない.
 43.CTや経静脈性尿路造影を行う場合には、造影剤の投与を手背から行ってはならない.
 44.脊髄造影にイオン性造影剤を使用してはならない.
 45.脊髄造影後に安静をとる患者さんの頭位は低くしてはならない.
 46.MRI検査では、磁気および電磁波の影響を受けるものを持ちこんではならない.
 47.インスリン負荷試験を行うとき、患者さんから離れてはならない.
 48.ワーファリンなどの抗凝固薬を投与している患者さんに生検や血管造影を行ってはならない.
 49.前立腺肥大や心臓疾患、緑内障の患者さんに、消化管造影の前処置として抗コリン薬を投与してはならない.
 50.内服薬をきちんと服用したかを確認しなければならない.
 51.抗菌薬に対するアレルギーの既往を問診せずに、投薬をしてはならない.
 52.皮内反応を確認せずに抗菌薬の静脈内投与を行ってはならない.
 53.月経の遅れている女性や妊娠初期の患者さんには安易に投薬してはならない.
 54.トロンビンを、静脈に投与してはならない.
 55.ステロイドホルモンの内服を急に止めさせてはならない.
 56.シクロスポリンで治療中の患者さんにグレープフルーツジュースを摂取させてはならない.
 57.前立腺肥大などの下部尿路閉塞性疾患や緑内障の患者さんに抗ヒスタミン薬の投与をしてはならない.
 58.鎮痛目的で麻薬を使用している場合は、麻薬拮抗性鎮痛薬を併用してはならない.
 59.麻薬の空アンプルと残量は破棄してはならない.
 60.注射を準備するときは、注射伝票を最初から最後まで声に出して読まなければならない.
 61.インスリン用注射器と1 ml注射器をまちがえてはならない.
 62.経腸栄養薬を静脈ルートから注入してはならない.
 63.高齢者の皮下注射では、筋肉内注射にならぬよう十分に注意しなければならない.
 64.輸液が滴下しない場合にはフラッシュをしてはならない.
 65.点滴の滴下数は、体位変換や体動により変化することを忘れてはならない.
 66.点滴ボトルに抗がん薬を入れるときは、素手でなく、ディスポ手袋を使用しなければならない.
 67.組織壊死を起こしやすい抗がん薬を末梢点滴ルートで投与する場合は、十分な観察を怠ってはならない.
 68.抗がん薬を点滴しているときは、痛みや灼熱感を感じたら、続けてはならない.
 69.抗がん薬の動注は急速に行ってはならない.
 70.エピネフリンの原液を皮下注射してはならない.
 71.バンコマイシンなどいくつかの抗菌薬は急速な静脈内投与を行ってはならない.
 72.カリウムの急速な、あるいは多量の静脈内投与を行ってはならない.
 73.乳がん術後の患者さんに患側へ注射をしてはならない.
 74.採血や注射の後、注射針にリキャップをしてはならない.
 75.手術申し込み書の記載のすべてを信じきってはならない.
 76.手術前、患者さんの義歯は、病棟ですでにはずしてあると思ってはならない.
 77.全身麻酔の開始直前の患者さんに、飲食をさせてはならない.
 78.手術前の破裂脳動脈瘤の患者さんに、刺激を与えてはならない.
 79.全身麻酔の導入時には、患者さんのそばで介助を行うことを怠ってはならない.
 80.麻酔中の患者さんに湯たんぽを使用してはならない.
 81.良肢位の固定に万全を期したからといって、手術中も観察を怠ってはならない.
 82.全身麻酔中に、仰臥位で上肢を90度以上外転させてはならない.
 83.局所麻酔でも、気道確保や蘇生処置の準備なしに麻酔を開始してはならない.
 84.手指や足趾の手術に、エピネフリンを添加した局所麻酔薬を使用してはならない.
 85.パルスオキシメーターを使用する場合にはマニキュアは除去しなければならない.
 86.パルスオキシメーターのSpO2とPaO2をとりちがえてはならない.
 87.笑気を使用した麻酔終了直後に、空気のみを吸入させてはならない.
 88.麻酔後にふるえがみられる間は、酸素投与を中止してはならない.
 89.手術に使用する器械は使用前後のカウントを行わなければならない.
 90.広範囲・深部の手術では、ガーゼカウントを怠ってはならない.
 91.脊椎麻酔直後の患者さんの頭位を高くしてはならない.
 92.循環動態が不安定な患者さんに、安易な体位変換は行ってはならない.
 93.術後に突然の呼吸困難がみられる患者さんでは、肺塞栓症の可能性を忘れてはならない.
 94.術後のカテコラミン投与には細心の注意を怠ってはならない.
 95.動脈圧ライン挿入後には観察を怠ってはならない.
 96.人工呼吸器のアラームが鳴った場合、原因がわからないままでアラームスイッチをリセットしてはならない.
 97.気管チューブ、胸腔ドレーンの管理を怠ってはならない.
 98.術後出血を、胸腔ドレーンの量だけで判断してはならない.
 99.胆道・膵管ドレナージが閉塞しても過剰または頻回の加圧操作を行ってはならない.
 100.手術後に反回神経麻痺がみられる患者さんには不用意に飲食をさせてはならない.
 101.ICU看護での精神的なサポートを軽視してはならない.
 102.危険物をベッドサイドに置いてはならない.
 103.患者さんに治療食の説明をしているからといって治療食を確実に摂取していると思ってはならない.
 104.義歯はぞんざいに扱ってはならない.
 105.嚥下障害の患者さんの食事では、食物を多量に口腔内に入れてはならない.
 106.体重のある患者さんの移動介助は二人以上で行わなければならない.
 107.軽い転倒では骨折などしない、と思いこんではならない.
 108.足に触れないように置いても、ゴム製湯たんぽでやけどにならないと安心してはならない.
 109.浣腸液は、冷却したり、急速に注入したりしてはならない.
 110.浣腸のためのチューブ挿入は、やみくもに行ってはならない.
 111.眠れないからといって安易に睡眠薬を服用させてはならない.
 112.夜間に排尿誘導して断られても、その後で患者さんがトイレに行くはずがないと思ってはならない.
 113.入浴することが、健康の回復につながると信じてはならない.
 114.病院のなかで盗難事件などが発生するはずがないと思ってはならない.
 115.見当識障害や認知障害のある患者さんのリストバンドには病院の連絡先も記入しなければならない.
 116.転落の危険性がある患者さんについては、あらかじめ検討し、ベッド柵を用意しなければならない.
 117.高齢者だからといって安易に安静臥床をさせてはならない.
 118.長期臥床が必要な患者さんでは同一体位を長時間続けてはならない.
 119.長谷川式簡易知能スケールなどのスケール値のみで痴呆の有無を判断してはならない.
 120.高齢者では、安全姿勢を確保させずに食事をさせてはならない.
 121.高齢者では、発熱がなくても感染症を否定してはならない.
 122.高齢者に、駆血前に血管の走行を十分確認せずに静脈穿刺を行ってはならない.
 123.体位や肢位により末梢神経障害を起こす危険性を軽視してはならない.
 124.抑制を解除したまま、ベッドサイドを離れてはならない.
 125.関節拘縮の強い患者さんの介助を行う場合には、細心の注意を怠ってはならない.
 126.義歯の確認をしないで、高齢者に人工呼吸を行ってはならない.
 127.傾眠状態や意識が低下している患者さんに義歯を装着させてはならない.
 128.寝たきりの患者さんの義歯を汚れたままにしておいてはならない.
 129.高齢者には多量の浣腸液を用いた浣腸を行ってはならない.
 130.便秘などの消化管通過障害のある高齢者に、腸管洗浄目的にニフレックを服用させてはならない.
 131.高齢者の不眠に対して安易に睡眠薬を使用してはならない.
 132.ニューキノロン系抗菌薬とNSAIDを併用してはならない.
 133.内耳性難聴のある患者さんにアミノグリコシド系抗菌薬の投与を行ってはならない.
 134.毒素型食中毒の腹痛や下痢に対して、抗コリン薬や止痢薬を投与してはならない.
 135.ツベルクリン反応が陽性だからといって、結核の感染や発症と診断してはならない.
 136.喀痰は夢中になって吸引し続けてはならない.
 137.胸水の短時間・大量排液を行ってはならない.
 138.トロッカーカテーテルが挿入されている気胸の患者さんが呼吸困難の増悪を訴えていたら、酸素投与で様子をみていてはならない.
 139.呼吸機能低下の患者さんに気管支鏡検査を行う場合は、低酸素血症に注意しなければならない.
 140.過換気症候群を起こしている患者さんに、酸素吸入をしてはならない.
 141.高炭酸ガス血症の患者さんが低酸素血症でも、高濃度の酸素療法を行ってはならない.
 142.喘息の患者さんに酸性NSAIDを安易に投薬してはならない.
 143.上大静脈症候群の患者さんの上肢に輸液をしてはならない.
 144.心電図モニターの装着部位は無意味に変更してはならない.
 145.心電図モニターの監視なしに抗不整脈薬を静脈内投与してはならない.
 146.出血性疾患や出血傾向のある患者さんに血栓溶解療法や抗凝固療法を行ってはならない.
 147.急性心不全ではβ遮断薬を使用してはならない.
 148.心房細動で左房内血栓が明らかな患者さんでは電気的除細動を行ってはならない.
 149.QT延長をともなう多形性心室頻拍にIa群およびIII群作用のある抗不整脈薬を使用してはならない.
 150.不安定狭心症や切迫心筋梗塞の患者さんに運動負荷試験、運動リハビリを行ってはならない.
 151.運動負荷試験は医師の監視なしでは行ってはならない.
 152.妊婦または妊娠の可能性の高い女性に、ACE阻害薬やCa拮抗薬、AII拮抗薬、ワーファリンを投与してはならない.
 153.降圧薬の内服を患者さんの判断で中止させてはならない.
 154.永久的ペースメーカーを入れた患者さんには、注意事項の説明を怠ってはならない.
 155.重症貧血の患者さんに高速輸血をしてはならない.
 156.重度の好中球減少を認める患者さんに非加熱の食物を安易に摂取させてはならない.
 157.血小板減少などの出血傾向を認める患者さんに、筋肉内注射や動脈穿刺などを行ってはならない.
 158.内診室での患者さんの確認はカーテン越しにナースが「○○さんですか」と問うことをしてはならない.
 159.婦人科での細胞診採取のプレパラートは、そのまま放置してはならない.
 160.ルビンテストや子宮卵管造影検査は、性器出血があるときに行ってはならない.
 161.妊婦に胃部不快感や下腹痛があったときには、その訴えを聞き流してはならない.
 162.入院患者さんに内服薬をわたすときには、なにも言わずにわたしてはならない.
 163.陣痛発作時は、トイレに一人で歩行させてはならない.
 164.出生直後の新生児の扱いは、複数のナースで行ってはならない.
 165.新生児の臍帯クリップは、臍帯の根元にかけてはならない.
 166.保育器の扉のロックと窓がしまっていることを確認せずに、その場を離れてはならない.
 167.先天性心疾患の疑いのある小児に、チアノーゼでも安易に高濃度酸素を使用してはならない.
 168.口腔から泡沫状の分泌物がみられる新生児に、試飲をさせてはならない.
 169.胃食道逆流症の患児は、哺乳後すぐに臥床させてはならない.
 170.臍帯ヘルニアあるいは腹壁破裂の患部を、湿った温生食ガーゼで被包したまま放置してはならない.
 171.先天性横隔膜ヘルニアの患児にはマスクでのバッギングを長時間続けてはならない.
 172.巨大な腹部腫瘤のある患児に、安易に腹臥位をとらせてはならない.
 173.腸重積症への高圧浣腸整復術では、整復にかける注入圧は120 cmH2Oを超えてはならない.
 174.遷延性黄疸のある新生児に、脂肪乳剤を与えてはならない.
 175.新生児や幼若乳児の脱水の治療に、乳酸加リンゲル液を用いてはならない.
 176.気管狭窄などの先天性の疾患で気管に問題がある患児に対し、安易に鎮静薬や筋弛緩薬を使用してはならない.
 177.ベッド柵を上げていないときは小児から目を離してはならない.
 178.カゼのときに鼻を強くかませてはならない.
 179.小児に長期間、眼帯をさせてはならない.
 180.点滴治療中の小児から目を離してはならない.
 181.小児に対して解熱や鎮痛の目的でアスピリンを用いてはならない.
 182.小児に高カロリー輸液をする場合はグルコース以外の糖質を使用してはならない.
 183.便秘の患者さんに安易に下剤の服用を勧めてはならない.
 184.重度の便秘の患者さんに安易に浣腸してはならない.
 185.腸管に炎症や麻痺のあるとき、腹部外傷後、下部消化管手術後は、浣腸してはならない.
 186.消化管穿孔が疑われる患者さんに、バリウムによる造影検査をしてはならない.
 187.大腸の通過障害が疑われる患者さんに、バリウムによる上部消化管造影検査をしてはならない.
 188.重症の潰瘍性大腸炎の患者さんに、抗コリン薬や強力な止痢薬の投与を行ってはならない.
 189.肝機能障害の患者さんの排便は、回数だけでなく、量の確認を怠ってはならない.
 190.自己免疫性肝炎の患者さんや小柴胡湯を服用中の患者さんにインターフェロンを投与してはならない.
 191.進行した肝硬変の患者さんには夏季に魚介類の生食を勧めてはならない.
 192.腎機能の低下した患者さんに、造影剤を使用する検査をむやみに行ってはならない.
 193.腎機能の低下した患者さんに、フィッシュバーグ濃縮試験を行ってはならない.
 194.出血傾向のある患者さんに、腎生検を行ってはならない.
 195.いちじるしい低ナトリウム血症を、急速に補正してはならない.
 196.中等度以上の腎機能低下のある患者さんに、NSAIDを用いてはならない.
 197.血液透析の導入のさいは、短時間に過度の透析を行ってはならない.
 198.男性の尿道にカテーテルを強引に挿入してはならない.
 199.男性の尿道膀胱留置カテーテルは、ペニスが頭側に引き上げられるように固定されていなければならない.
 200.尿道に留置しているカテーテルを安易にクランプしてはならない.
 201.尿道膀胱留置カテーテルやステントの定期的な交換を怠ってはならない.
 202.切石位から仰臥位への体位変換や尿閉患者の導尿などは、急激にしてはならない.
 203.精管結紮術では、再吻合術による再開通は保証されないことを説明しておかなければならない.
 204.精管結紮術の後は、数回以上の射精後に精液検査で確認するまで、ほかの避妊の方策を講じずには性行為を許可してはならない.
 205.妊娠中や授乳中の患者さんには放射性ヨード(123I、131I)摂取率検査や放射性ヨード療法、甲状腺シンチグラフィを行ってはならない.
 206.カルシウムと重炭酸は、静脈内投与のさい混合してはならない.
 207.意識のはっきりした、動くことのできる高カルシウム血症の患者さんを安静にしてはならない.
 208.高カルシウム血症の患者さんに、飲水制限や食塩制限をしてはならない.
 209.褐色細胞腫ではβ遮断薬の単独投与を行ってはならない.
 210.日光皮疹や日光過敏症のあるSLEの患者さんのベッドを、入院中、陽のあたる窓ぎわにしてはならない.
 211.レイノー現象を認める患者さんに冷水で洗面や手洗いをさせてはならない.
 212.ステロイドホルモンで治療中の患者さんを、感染症を患っている患者さんと同室にしてはならない.
 213.慢性関節リウマチの患者さんに関節負荷のかかる姿勢をとらせてはならない.
 214.活動期にある筋炎の患者さんにリハビリテーションをさせてはならない.
 215.皮膚科疾患のある患者さんに、むやみに日光浴を勧めてはならない.
 216.皮膚病変がある場合には、化粧を勧めてはならない.
 217.疥癬の患者さんに直接接触してはならない.
 218.乾癬の包帯交換では、皮膚に直接テープを貼ってはならない.
 219.天疱瘡の包帯交換では、皮膚に直接テープを貼ってはならない.
 220.患者さんの皮膚病変に、主治医の指示なしに外用薬を用いてはならない.
 221.皮膚病変には、むやみに消毒薬を使ってはならない.
 222.電気メス療法では、アルコール消毒薬を用いてはならない.
 223.ヨード過敏の既往のある患者さんに、ポビドンヨードで皮膚の消毒をしてはならない.
 224.嵌入爪手術で、フェノールを患者さんの近くに置いてはならない.
 225.マイクロサージャリー術後の患者さんに吻合血管が圧迫されるような体位変換を行ってはならない.
 226.意識の低下した患者さんの運動・知覚機能を確認せずに放置してはならない.
 227.感覚脱失・低下のみられる部位の温熱処置を長時間持続してはならない.
 228.骨折や手術の直後に、患部を下垂しておいてはならない.
 229.骨折や手術後の下肢の安静時や牽引中に下肢を外旋したまま放置してはならない.
 230.副子やギプスによる褥瘡をみのがしてはならない.
 231.下肢を切断した患者さんの切断肢の遺残関節には拘縮を起こさせてはならない.
 232.骨折や手術後の高齢の患者さんを、ベッド上安静にしたまま放置してはならない.
 233.骨折や術後の回復過程にある患者さんに対し身のまわりの世話をしすぎてはならない.
 234.骨折後や術後に独歩を開始する場合には、患者さん一人でさせてはならない.
 235.装具の装着方法を誤ってはならない.
 236.抑うつ傾向が強い患者さんに対して訓練をがんばるように励ましてはならない.
 237.起立性低血圧のある患者さんでは、臥位からの座位や立位への急速な体位変換を行ってはならない.
 238.起立性低血圧のある患者さんでは車椅子に座位をとらせたまま放置してはならない.
 239.V-Pシャント術後は、急激に頭部を挙上してはならない.
 240.前頭蓋底骨折の患者さんに、鼻をかませてはならない.
 241.経鼻的下垂体腺腫摘出術後の患者さんに、鼻をかませてはならない.
 242.髄液漏の患者さんに、鼻腔タンポンや外耳道のパッキングを行ってはならない.
 243.脳室や脳槽へのドレナージ挿入部のガーゼ汚染を放置してはならない.
 244.脳室や脳槽へのドレナージをクランプしないまま、体位変換や患者さんの移動を行ってはならない.
 245.脳室や脳槽へのドレナージの液面の呼吸性移動の消失を放置してはならない.
 246.頭蓋内圧が亢進している患者さんに、浣腸を行ってはならない.
 247.パーキンソン病の患者さんでは不用意に抗パーキンソン病薬を休薬してはならない.
 248.抗けいれん薬はのみ忘れがあってはならない.
 249.ジフェニルヒダントインは筋肉内注射してはならない.
 250.タンポンの枚数確認を怠ってはならない.
 251.頸部手術後の皮下出血の処置は早めに行わなくてはならない.
 252.誤嚥後の注意深い観察を怠ってはならない.
 253.気管切開の患者さんに乾いた空気を吸わせてはならない.
 254.薬液が冷たいまま、点耳してはならない.
 255.テタニー発作のカルシウム静脈内投与は急速に行ってはならない.
 256.視力障害者の病室内の物品の位置を患者さんに確認せずに変えてはならない.
 257.視力障害の患者さんに方向を説明するときは、「あちら、こちら」と説明してはならない.
 258.視覚障害の患者さんを後ろから誘導してはならない.
 259.眼の安静は、ベッド上安静だけで十分に保たれると考えてはならない.
 260.患者さんの眼やその周囲に触れてはならない.
 261.点眼のとき、コンタクトレンズの装用の有無を確認しないで点眼してはならない.
 262.点眼容器の先端を患者さんの眼に接触させてはならない.
 263.複数の点眼薬が同時に処方された場合には、間隔をあけずに続けて点眼してはならない.
 264.散瞳薬の点眼は、医師の指示前に行ってはならない.
 265.外傷で脱臼した歯を捨ててはならない.
 266.突然口が開かなくなった患者さんに対して、無理に開口を試みてはならない.
 267.ステロイド含有の粘膜用軟膏は、特定の口腔粘膜疾患以外には貼薬してはならない.
 268.拒食症の患者さんの言動すべてを信じきってはならない.
 269.自殺願望が強い単身生活の患者さんは、外来からそのまま帰宅させてはならない.
 270.譫妄のある患者さんの周りに危険物を置いてはならない.
 271.興奮しているからといって、ナースだけの判断で身体を拘束したり部屋にカギをかけたりしてはならない.
 272.精神科病棟に入院している患者さんへの手紙は、看護室でさしとめておいてはならない.
 273.精神科病棟で「任意入院」している患者さんから退院要求があったら、そのまま放っておいてはならない.
 274.うつ病の患者さんを励ましてはいけない.
 275.悪性症候群が疑われている患者さんに、精神科系薬剤を安易に投薬してはならない.
 276.ジアゼパムの静脈内投与は、急いで注入してはいけない.

付表 名称や外観が似ている注射薬
  1.同じ名称で種類がいくつかある注射薬
  2.名称が似ている注射薬のペア
  3.外観が似ている注射薬のペア