教科書

NEWテキストシリーズ

NEW外科学改訂第3版

編集 : 出月康夫/古瀬彰/杉町圭蔵
ISBN : 978-4-524-22239-1
発行年月 : 2012年1月
判型 : B5
ページ数 : 972

在庫あり

定価10,260円(本体9,500円 + 税)

  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文
  • 書評

外科学の成書として、初版から約20年にもわたり、医学部生から研修医、臨床の先生方まで多くの読者に支持されている教科書。今版では記述内容の総点検とともに、最新の知見を盛り込み、さらなる充実を図った。各項目冒頭の「ポイント」は、情報の整理がしやすく、的を絞った解説と豊富な図表が読者の理解の手助けとなる。

[総論]
第1章 序論
 外科学の展開
 外科治療の特殊性
 医療における倫理と、医師と患者の関係
 外科とインフォームド・コンセント


第2章 問診、診察
 1.外科患者の問診法(病歴の取り方)
  A.外科における問診の意義
  B.外科医の態度について
  C.正しい問診の取り方とそのコツ
 2.診察法
  A.頭・頸部
  B.胸部
  C.腹部
  (付)鼠径ヘルニア
  D.直腸、肛門
  E.四肢
 3.特殊診察法
 4.患者の紹介と紹介状

第3章 無菌法、病院感染対策
 1.無菌法
  A.滅菌法
   1.高圧蒸気滅菌
   2.乾熱滅菌
   3.酸化エチレンガス滅菌
   4.その他
  B.消毒法
   1.消毒薬
   2.ヒトの消毒
   3.ヒト以外の消毒
 2.病院感染対策
  A.病院感染の定義と発症メカニズム
  B.職業感染(業務感染)対策と交叉感染対策
   1.職業感染(業務感染)対策
   2.交叉感染対策
  C.Standard precautions
   1.普遍的予防策
   2.生体物質隔離
   3.新しい隔離ガイドライン
  D.病院感染対策の問題点

第4章 基本的外科手術手技
 1.基本的な手術器具と手術器械
   1.メス
   2.はさみ(剪刀)
   3.鑷子(ピンセット)
   4.鉗子
   5.縫合針
   6.持針器
   7.鉤
   8.電気メス(高周波メス)
   9.低電圧凝固装置
   10.超音波凝固切開装置
   11.超音波吸引装置
   12.マイクロ波凝固装置
   13.ラジオ波手術装置
   14.レーザーメス(LASER)
   15.熱メス
   16.冷凍メス
 2.切開法
 3.止血法
   1.圧迫止血法
   2.結紮止血
   3.止血クリップによる止血
   4.縫合止血
   5.凝固止血
   6.止血材による止血
   7.間接的止血法
 4.縫合糸、結紮法(糸結び)
 5.縫合法
   1.皮膚縫合
   2.消化管吻合
   3.血管縫合
   4.自動縫合器、自動吻合器
 6.形成外科的手技
   1.Atraumaticな手技ときれいな創痕
   2.基本器具
   3.縫合糸
   4.形成外科的縫合法
 7.マイクロサージャリー
 8.静脈切開
 9.気管切開
 10.中心静脈穿刺法
  A.内頸静脈穿刺
  B.鎖骨下静脈穿刺
 11.植皮法、皮膚形成術
  A.植皮法
  B.皮膚形成術
 12.タンポナーデとドレナージ
  A.タンポナーデ
  B.ドレナージ
 13.生検法
  A.吸引細胞診
  B.針生検
  C.部分切除または摘出
 14.包帯法、副子固定法
  A.包帯法
  B.副子固定法

第5章 外科的侵襲に対する生体反応
 1.内分泌系の反応
 2.神経系の反応
 3.炎症反応(免疫系の反応)
 4.代謝系の反応
   1.水分・電解質代謝
   2.エネルギー代謝とエネルギー源
   3.糖代謝
   4.蛋白代謝
   5.脂質代謝
 5.異常環境下における生体反応
   1.低栄養
   2.糖尿病
   3.肝硬変
   4.腎不全
   5.敗血症
   6.重症熱傷
 6.外科侵襲とホメオスタシス
 7.手術後の回復過程

第6章 出血と止血
 1.出血
  A.破綻性出血
  B.漏出性出血
  C.出血性素因
   1.血液凝固因子の異常
   2.血小板の異常
   3.血管壁異常
  D.出血の症状
 2.止血
 3.血液凝固反応
   1.内因系凝固機序
   2.外因系凝固機序
 4.線溶
   1.内因系機序
   2.外因系機序
 5.播種性血管内凝固症候群(DIC)
 6.先天性血液凝固因子欠乏症の遺伝子診断と遺伝子治療
   1.血友病A
   2.血友病B
   3.その他
   4.遺伝子治療

第7章 輸血
 1.血液製剤の種類
  A.全血
   1.ヘパリン加新鮮血液
   2.全血液CPD(ACD)
  B.血液成分製剤
   1.赤血球製剤
   2.血小板製剤
   3.血漿製剤
 2.輸血に必要な検査
  A.血液型判定
   1.ABO式血液型
   2.Rh(D)血液型
  B.不規則抗体の検出
  C.交叉適合試験
 3.輸血の実施
 4.輸血の副作用
  A.免疫性副作用
   1.溶血性反応
   2.発熱性反応
   3.輸血後移植片対宿主病
  B.感染性副作用
   1.輸血後肝炎
   2.AIDS
   3.その他
  C.大量輸血による副作用
   1.過剰輸血
   2.低体温症
   3.クエン酸中毒
   4.高カリウム血症
   5.凝固異常
 5.手術時の血液の有効利用
   1.T&S
   2.最大手術血液準備量
 6.自己血輸血
   1.貯血式自己血輸血
   2.希釈式自己血輸血
   3.回収式自己血輸血

第8章 ショック
 1.定義と一般症状
  A.定義
  B.一般症状
   1.皮膚蒼白と冷汗
   2.脈拍の頻数と微弱
   3.血圧低下
   4.精神症状
   5.尿量減少
 2.診断と分類
  A.診断と重症度
  B.分類
  C.鑑別診断のための臨床検査
   1.末梢血血球数
   2.胸部X線検査
   3.心電図
   4.血中エンドトキシン測定、血中細菌培養
   5.中心静脈圧
   6.Swan-Ganzカテーテル
  D.鑑別診断
   1.出血性ショック
   2.心原性ショック
   3.敗血症性ショック
   4.神経原性ショック
   5.アナフィラキシーショック
 3.治療
  A.ショックに対する対症療法
   1.呼吸管理
   2.循環管理
   3.酸・塩基平衡の維持
  B.ショックの原因治療
   1.出血性ショックの治療
   2.心原性ショックの治療
   3.敗血症性ショックの病態
   4.敗血症性ショックの治療
 4.臓器障害の発生機序と対策
  A.微小循環障害の発生機序
  B.MODS対策

第9章 創傷治癒
 1.正常の創傷治癒過程
  A.第1期治癒の創傷治癒過程
   1.肉芽形成
   2.線維化
   3.上皮の再生
   4.創傷の収縮
 2.最近の知見
   1.サイトカイン
   2.マトリックス代謝
   3.シグナルトランスダクション
   4.胎児の創傷治癒
 3.創傷治癒の遅延・障害因子
  A.創傷治癒に影響する全身的因子
   1.身体的因子
   2.外因性薬物の影響
  B.創傷治癒に影響する局所因子
 4.創傷の処置
  A.創に対する一般的処置
  B.創傷の縫合、閉鎖
 5.創傷の被覆
  A.Drywound healing
  B.Moist wound healing

第10章 損傷
 1.機械的損傷
  A.分類
   1.開放性損傷
   2.非開放性損傷
  B.症状
   1.合併症
   2.後遺症
  C.損傷の処置
   1.救急処置
   2.全身の治療
   3.局所治療
 2.物理・化学的損傷
  A.物理的損傷
  B.化学的損傷
   1.酸
   2.アルカリ
 3.動物による咬傷と刺傷
  A.蛇咬傷
  B.哺乳動物による咬傷
  C.刺傷
   1.昆虫によるもの
   2.海産動物によるもの
 4.放射線障害
  (付)原子力施設における放射能被曝など
 5.毒ガスによる障害
 6.熱傷
  A.熱傷の病態と症状
  B.診断
  C.治療
   1.救急処置
   2.入院後処置
  (付)低温熱傷
 7.凍傷
 8.電撃傷
  A.症状
  B.治療

第11章 炎症と感染
 1.炎症
  A.炎症とは
  B.炎症反応
   1.局所反応
   2.全身反応
  C.炎症とサイトカイン
  D.炎症による臓器障害
  E.炎症の分類
   1.持続時間による分類
   2.病理組織学的分類
  F.炎症の治療の原則
   1.局所療法
   2.全身療法
 2.外科的感染
  A.感染とは
  B.感染症に対する生体防御機能
  C.感染発症の機構
   1.細菌の感染防御能回避機序
   2.生体防御機能の障害
  D.主要な外科感染症起炎微生物
   1.好気性菌
   2.嫌気性菌
   3.その他の外科感染起炎微生物
  E.重症感染症の要因
   1.エンドトキシン血症
   2.トキシックショック症候群(TSS)、トキシックショック様症候群
   3.bacterial translocation
  F.外科感染症
   1.皮膚および軟部組織感染症
   2.リンパ管、リンパ節の感染症
   3.血管の感染
   4.筋肉、骨の感染
   5.嫌気性感染症
   6.その他外科的特殊感染症
  G.外科と院内感染
  H.外科感染症の治療
   1.抗菌薬療法
   2.感染巣に対する処置

第12章 免疫
 1.免疫系を構成する器官と細胞
  A.免疫の概念
  B.免疫系器官
   1.骨髄
   2.胸腺
   3.リンパ節
   4.脾臓
   5.粘膜関連リンパ組織
  C.免疫系細胞
   1.T細胞
   2.NK細胞
   3.NKT細胞
   4.B細胞
   5.単球/マクロファージ
   6.樹状細胞
   7.顆粒球
 2.免疫応答を担う分子
  A.抗体
  B.MHC抗原
  C.細胞接着分子と補助膜刺激分子
   1.CD11/CD18
   2.CD28とCD80/CD86
   3.CD40とCD40L
   4.CD62LとCD44
  D.サイトカイン
   1.SCF、IL-3、CSF
   2.IL-1
   3.IL-2とIFNg
   4.IL-4、IL-5、IL-6、IL-10
   5.TNF
   6.ケモカイン
  E.補体
 3.免疫応答機構
  A.リンパ球のレパトア形成
  B.T細胞応答
  C.B細胞応答
  D.T細胞による標的細胞破壊
 4.生体防御と免疫機構
  A.感染症と免疫
  B.手術と免疫
  C.移植免疫
   1.移植免疫
   2.移植と組織適合性
   3.免疫抑制療法
  D.癌と免疫
   1.腫瘍関連抗原
   2.癌拒絶反応
   3.癌細胞のエスケープ現象
   4.免疫療法
   5.免疫原性疾患
  A.免疫不全症候群
   1.原発性免疫不全症
   2.続発性免疫不全症
  B.アレルギー
   1.I型アレルギー
   2.II型アレルギー
   3.III型アレルギー
   4.IV型アレルギー
  C.自己免疫疾患

第13章 腫瘍
 1.腫瘍の概念
  A.腫瘍の定義
  B.良性腫瘍と悪性腫瘍
  C.腫瘍の名称
  D.前癌病変
  E.病期分類
   1.病期分類の目的
   2.TNM病期分類
 2.疫学
  A.癌の頻度
  B.地理的要因
  C.環境の影響
  D.年齢、性差
 3.発癌
  A.癌遺伝子
   1.癌遺伝子とは
   2.癌遺伝子の分類
   3.癌遺伝子活性化機構
  B.癌抑制遺伝子
   1.癌抑制遺伝子とは
   2.癌抑制遺伝子の種類とその機能
   3.ミスマッチ修復遺伝子異常と癌
  C.多段階発癌の機構
 4.腫瘍増殖の生物学
  A.腫瘍の増殖と成長
  B.腫瘍細胞の細胞周期と世代時間
  C.腫瘍細胞の倍増時間と自然史
  D.腫瘍と血管新生
  E.癌幹細胞仮説
   1.幹細胞とは
   2.癌幹細胞仮説
   3.癌幹細胞のマーカーと臨床的意義
 5.腫瘍の転移・浸潤の分子機構
  A.浸潤
  B.転移の種類と特徴
   1.リンパ行性転移
   2.血行性転移
   3.播種
  C.浸潤・転移の分子機構
   1.浸潤のメカニズム
   2.転移のメカニズム
 6.腫瘍の診断
  A.悪性腫瘍の症状
  B.診断
 7.悪性腫瘍の治療
  A.手術的療法
  B.放射線療法
  C.化学療法
  D.ホルモン療法
  E.免疫療法
  F.遺伝子治療
   1.癌遺伝子、癌抑制遺伝子治療
   2.免疫遺伝子治療
   3.自殺遺伝子治療
   4.多剤耐性遺伝子治療
  G.その他

第14章 臓器移植
 1.総論
  A.移植免疫反応
   1.移植の種類
   2.移植免疫反応
   3.自然免疫反応と獲得免疫反応
  B.組織適合性
   1.主要組織適合抗原
   2.移植における抗原認識
   3.既存抗体陽性
   4.リンパ球混合免疫反応
   5.免疫学的寛容
   6.ABO血液型不適合移植
  C.免疫抑制法
   1.免疫抑制薬
   2.放射線照射
   3.術前ドナー血輸血
   4.その他の免疫抑制法
   5.免疫抑制に伴う合併症
  D.脳死
   1.脳死
   2.脳死の判定
   3.脳死・移植法
  E.移植ネットワーク
  F.移植コーディネーター
 2.腎移植
  A.適応
   1.レシピエント
   2.ドナー
  B.手術手技
   1.ドナー
   2.レシピエント
  C.術後管理と合併症
  D.特殊な移植
  E.成績
 3.心・心肺移植
  1.心移植
  A.現況
  B.適応と術前管理
   1.適応基準
   2.適応決定と日本臓器移植ネットワークへの登録
  C.ドナー
   1.ドナーの適応基準
   2.ドナー・レシピエントの適合
  D.手術手技
   1.ドナーの手術
   2.レシピエントの手術
  E.術後管理
   1.心移植後の免疫抑制療法と拒絶反応
   2.心移植の成績
   3.機械的補助循環(ブリッジ)、人工心臓
  2.心肺移植
  A.現況
  B.適応基準
  C.手術手技
  D.ドナー
  E.術後管理
  F.成績
 4.肺移植
  A.現況
  B.適応
  C.ドナー
  D.脳死肺移植と生体部分肺移植の比較
  E.手術手技
  F.成績
 5.肝移植
  A.現況
  B.適応と条件
  C.手術手技
   1.ドナー手術
   2.レシピエント手術
  D.術後管理と合併症
 6.小腸移植
  A.現況
  B.適応と条件
  C.手術手技
   1.ドナー手術
   2.レシピエント手術
  (付)生体小腸移植
  D.術後管理
 7.膵、膵島移植
  A.適応
   1.ドナーとレシピエントの条件
   2.移植手術数
  B.手術手技
  C.術後管理
   1.免疫抑制法
   2.拒絶反応の診断
   3.成績
  D.ラ島移植
 8.骨髄、皮膚、角膜、異種移植
  A.骨髄移植
   1.末梢血幹細胞移植
   2.臍帯血幹細胞移植
   3.骨髄バンク
  B.皮膚移植
  C.角膜移植
  D.異種移植
   1.Concordant異種移植
   2.Discordant異種移植
   3.超急性拒絶反応制御の試み

第15章 人工臓器とME
A 人工臓器
 1.人工臓器の分類
 2.人工臓器に用いる材料
  A.人工材料の種類
  B.材料の生体内での劣化
 3.人工心肺装置
  A.血液ポンプ
 4.人工肺
  A.ガス透過膜の種類
  B.構造
 5.ペースメーカ
 6.人工血管
  A.人工血管の基本構造
   1.編織構造と有孔度
   2.微多孔質人工血管-ePTFE人工血管
  B.人工血管の組織治癒
  C.人工血管の適応
  D.血管内ステント
 7.人工弁
 8.人工腎臓
  A.人工腎臓の構成
  B.人工透析の種類
  C.透析の適応
  D.急性血液透析の開始条件
  E.合併症
 9.アフェレーシス
  A.血漿分離交換法
  B.選択的血漿成分吸着法
 10.人工肝臓
  A.方法
 11.人工膵臓
 12.人工血液
 13.補助循環
  A.IABP
  B.V-Aバイパス法
  C.補助人工心臓による補助循環
 14.人工心臓
  A.補助人工心臓
  B.完全人工心臓
B ME機器
 1.電気メス(高周波メス)
   1.原理
   2.合併症
 2.マイクロ波メス
 3.超音波凝固切開装置
   1.原理
   2.機器
 4.熱メス
 5.凍結手術
 6.除細動器
 7.超音波吸引装置
 8.高圧酸素療法
 9.レーザー治療器
  A.レーザーメス
  B.レーザー内視鏡
  C.母斑の治療
  D.光治療
  E.Laser angioplasty
  F.Laser welding
 10.温熱療法
 11.体外衝撃波胆石破砕装置
 12.テレメディシン
  (付)ロボティクス

第16章 内視鏡治療と内視鏡下外科手術
A 内視鏡治療
 1.消化管出血に対する内視鏡治療
  A.上部消化管出血に対する内視鏡的治療
   1.機械的止血法
   2.薬物局注止血法
  B.食道・胃静脈瘤に対する内視鏡的治療法
   1.食道・胃静脈瘤硬化療法
   2.内視鏡的食道・胃静脈瘤結紮法
  C.下部消化管(小腸、大腸)出血に対する内視鏡治療
 2.内視鏡的隆起性消化管病変(ポリープ、粘膜下腫瘍、微小癌)治療法
  A.薬物局注療法
  B.内視鏡的粘膜切除術:高周波スネア法
 3.悪性腫瘍に対する内視鏡的治療
  A.進行癌に対する内視鏡的治療法
   1.ステント留置術
   2.経皮的内視鏡下胃瘻造設術
  B.早期癌に対する内視鏡的治療法
   1.内視鏡的粘膜切除術
   2.内視鏡的粘膜下層剥離術
 4.内視鏡的狭窄解除術
 5.内視鏡的異物摘出法
 6.胆道・膵管病変に対する内視鏡治療
  A.結石摘出法
   1.術前胆道鏡下結石摘出法
   2.術中胆道鏡下結石摘出術
   3.術後胆道鏡下結石摘出術
 7.胆汁、膵液ドレナージ法とステント留置術
  A.胆汁ドレナージ法とステント留置術
   1.胆管結石のみが存在する場合
   2.肝内結石が疑われる場合
  B.胆道悪性疾患に対する胆汁ドレナージ法とステント留置術
  C.経十二指腸的膵管ドレナージ法とステント留置術による内瘻化
B 内視鏡下外科手術
 概要
 1.利点と欠点
 2.適応
 3.手術器械
   1.手術スペース確保
   2.ビデオ機器
   3.鉗子類
   4.エネルギー供給源
 4.腹腔鏡下外科手術
  A.腹腔鏡下胆嚢摘出術
  B.腹腔鏡下胃食道逆流症手術
  C.腹腔鏡下胃切除術
  D.腹腔鏡下大腸切除術
  E.腹腔鏡下ヘルニア手術
  F.腹腔鏡下脾臓摘出術
  G.膵臓に対する腹腔鏡下手術
  H.その他
 5.胸腔鏡下外科手術
  A.胸腔鏡下肺嚢胞縫縮術
  B.胸腔鏡下肺切除術
 6.わが国における鏡視下手術の現況
 7.内視鏡下手術の未来

第17章 水分・電解質、血液ガス、酸・塩基平衡
 1.人体の水分分布
  A.細胞内液
  B.細胞外液
  C.浸透圧
  D.膠質浸透圧
 2.水分の調節
  A.口渇
  B.浸透圧調節系
  C.容量調節系
  D.水過剰、水中毒
  E.脱水
   1.水欠乏型(高張性)脱水
   2.Na欠乏型(低張性、等張性)脱水
 3.電解質
  A.ナトリウムNa
  B.カリウムK
  C.クロールCl
  D.カルシウムCa、マグネシウムMg、リンP
 4.血液ガス
  A.動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)
  B.動脈血酸素分圧(PaO2)および酸素飽和度(SaO2)
  C.pH
  D.血漿重炭酸イオン濃度([HCO3−])
  E.Base Excess(BE)
 5.酸・塩基平衡

第18章 外科栄養法
 1.栄養療法の種類と特徴
  A.静脈栄養法
   1.末梢静脈栄養
   2.中心静脈栄養
  B.経腸栄養
   1.成分栄養(ED)
   2.消化態栄養剤
   3.半消化態栄養剤
   4.天然濃厚流動食
 2.栄養評価と必要エネルギー量、窒素量の算定法
  A.栄養評価
   1.栄養評価の意義
   2.栄養療法の適応の基準
   3.栄養評価の指標
   4.栄養評価の指標の意義と解釈
   5.体構成成分の評価
 3.栄養療法の実際
  A.各種栄養法の選択基準
   1.術前の栄養法の選択
   2.術後の栄養法の選択
   3.一般的な静脈・経腸栄養の適応疾患

第19章 手術患者の術前管理
 1.術前評価
  A.原疾患の評価
  B.全身状態および臓器機能の評価
   1.診察
   2.術前に行うべき検査
   3.栄養状態の評価
   4.手術、麻酔の危険度
 2.一般的な術前処置、治療
 3.併存疾患を持つ患者の術前準備
  A.脳血管障害
   1.出血性脳血管障害
   2.閉塞性脳血管障害
  B.循環器系疾患
   1.循環器系術前検査
  C.呼吸器系疾患
   1.手術と呼吸器系合併症について
   2.閉塞性肺疾患
   3.拘束性肺疾患
   4.肺感染症
   5.風邪症候群
  D.肝疾患
   1.肝硬変
  E.腎疾患
   1.慢性腎不全
  F.内分泌、代謝疾患
   1.糖尿病
   2.甲状腺機能障害
   3.ステロイド長期投与

第20章 手術患者の術後管理
 1.手術に伴う生体の反応
  A.手術に伴う神経-内分泌代謝系の反応
  B.Mooreの手術に伴う4相の回復過程
   1.第1相(傷害相)
   2.第2相(転換相)
   3.第3相(筋力回復相)
   4.第4相(脂肪増加相)
  C.サイトカインを介する生体反応と免疫炎症反応
 2.手術直後の患者に対する全身評価と処置
  A.手術直後の処置
  B.手術直後の全身的評価
  C.手術直後の疼痛管理
  D.手術直後の呼吸器系の管理
  E.手術直後の循環器系の管理
 3.術後の一般的患者管理
  A.水分、電解質、輸液管理
   1.術中輸血および輸液
   2.術後の輸液管理
   3.術後輸液の内容
   4.補充輸液
  B.感染予防とその対策
   1.術後感染症の成立に影響する因子
   2.手術創の分類とSSI発生の危険因子
   3.予防的抗菌薬の投与
   4.術後感染症の診断と対応
   5.その他の術後感染症
  C.呼吸・循環器系管理
   1.術後の呼吸管理
   2.術後の循環器系管理
  D.肝・腎機能の異常とその管理
   1.術後肝機能異常
   2.術後腎機能異常と尿路系の管理
  E.糖尿病および酸・塩基平衡異常の管理
   1.糖尿病の術後管理
   2.酸・塩基平衡異常の管理
  F.栄養管理
   1.栄養療法の適応
   2.栄養投与法
   3.術後栄養管理の実際
  G.体位変換と早期離床
  H.手術創の管理
   1.創部の治癒過程
   2.管理の実際
   3.ドレーンの管理
A 手術後の合併症とその処置
 1.術後感染性合併症
  A.術後創感染
  B.術後耳下腺炎
  C.呼吸器感染
  D.膿胸
  E.胆道系感染
  F.尿路感染
  G.腹腔内感染
  H.MRSA 腸炎
  I.IVH感染
 2.感染性合併症以外の合併症
  A.術創部の合併症
  B.呼吸器系合併症
   1.無気肺
   2.肺水腫
   3.肺動脈塞栓症(肺梗塞)
  C.循環系合併症
   1.頻脈、徐脈、不整脈
   2.心筋梗塞
   3.深部血栓性静脈炎
   4.脂肪塞栓症
  D.神経系の合併症と精神障害
   1.脳血管障害
   2.精神障害
  E.肝障害
   1.輸血後肝炎
   2.Halothane 肝炎
   3.ショックによる肝障害
   4.薬物性肝障害
   5.術後黄疸
  F.腎障害
   1.術後急性腎不全
   2.排尿障害
  G.消化管手術後の合併症
   1.縫合不全
   2.消化管の通過障害
   3.盲嚢症候群
   4.輸入脚症候群
   5.逆流性食道炎
   6.術後急性胃拡張
   7.吃逆(しゃっくり)

第21章 老人の特殊性
 1.高齢者の定義と個人差
 2.高齢者の特徴
  A.潜在的機能低下
  B.反応性の低下
  C.疾患の特殊性
 3.各臓器における機能低下
  A.心・血管系
  B.呼吸器系
  C.水分・電解質代謝の異常
  D.腎機能
  E.代謝・栄養
  F.免疫系
  G.神経・内分泌系
  H.認知症などの精神障害
 4.手術適応の決定

第22章 皮膚と皮下組織
 1.構造と機能
  A.皮膚の構造
  B.皮膚の機能
   1.保護機能
   2.体温調節機能
   3.知覚機能
   4.分泌・排泄機能
   5.吸収機能
   6.代謝機能
 2.皮膚の炎症
   1.せつ
   2.よう
   3.蜂巣炎
   4.ひょう疽
 3.潰瘍
   1.下腿潰瘍
   2.褥瘡
 4.嚢胞
   1.類表(上)皮嚢胞
   2.類皮嚢胞
   3.結節腫
   4.血液嚢胞
   5.毛巣洞
 5.良性腫瘍
   1.いぼ(尋常性疣贅)
   2.ケロイド
   3.血管腫
   4.リンパ管腫
   5.糸球体腫瘍
   6.脂肪腫
   7.線維腫
   8.神経系腫瘍
 6.悪性腫瘍
   1.前癌病変
   2.表皮内癌
   3.皮膚癌
   4.悪性黒色腫
   5.その他の悪性腫瘍

第23章 救急治療
 1.心肺蘇生法
  A.一次救命処置(BLS)
   1.CPRの開始
   2.自動体外式除細動器(AED)による除細動
   3.気道異物による窒息
  B.二次救命処置(ALS)
   1.器具を用いた気道の確保と換気
   2.電気ショックによる除細動
   3.緊急時の輸液経路
   4.心肺蘇生で使用する救急薬
 2.救急患者の初療
   1.社会基盤としての救急医療体制
   2.救急患者の特徴と診療上の注意点
   3.救急診療の手順
   4.救急患者の全身管理に必要な救急処置
   5.救急患者に必要な緊急検査

[各論]
第1章 顔面、頸部、顎、口腔
A 顔面・頸部
 1.構造と機能
  A.顔面骨の構成
  B.顔面の筋肉
   1.表情筋
   2.眼瞼・眼窩の筋肉
   3.咀嚼筋
  C.顔面の知覚神経
  D.顔面の運動神経
  (付)耳下腺
  E.顔面の血管
   1.動脈
   2.静脈
  F.頸部
   1.頸部リンパ節
 2.先天異常疾患
  A.顔面の発生
  B.鰓弓・鰓溝由来の先天性疾患
   1.第1・第2鰓弓症候群
   2.耳介の異常
   3.先天性瘻孔と嚢胞
  C.顔面裂
   1.口唇・口蓋裂
  D.その他の先天性疾患
   1.Pierre Robin症候群
   2.Treacher Collins症候群
   3.頭蓋・顔面の異常
 3.後天性疾患
  A.損傷
   1.皮膚軟部組織損傷
   2.顔面骨折
  B.炎症
   1.フルンケル(面疔)
   2.唾液腺の炎症
   3.リンパ節炎
  C.良性腫瘍
   1.皮膚良性腫瘍
   2.間葉系腫瘍
   3.耳下腺腫瘍
  D.悪性腫瘍
   1.皮膚悪性腫瘍
   2.耳下腺悪性腫瘍
   3.その他
B 顎・口腔
 1.構造と機能
  A.舌
  B.下顎骨
  C.顎関節
  D.唾液腺
   1.顎下腺
   2.舌下腺
 2.顎変形症
  A.原因
   1.口唇・口蓋裂に伴う顎変形
   2.下顎前突症
   3.小下顎症
  B.形態学的分析
  C.治療
   1.下顎枝矢状分割法
   2.LeFort I型骨切り術
 3.顎口腔領域の腫瘍
  A.歯原性腫瘍
   1.歯牙腫
   2.エナメル上皮腫
   3.角化嚢胞性歯原性腫瘍
  B.非歯原性腫瘍
   1.上皮性の癌(癌腫)
   2.非上皮性の癌(肉腫)
   3.前癌病変
 4.顎関節症

第2章 甲状腺疾患
 1.構造と機能
  A.外科解剖
  B.機能
 2.検査法
  A.機能的検査
  B.形態学的検査
 3.甲状腺機能亢進症
 4.甲状腺機能低下症
 5.急性化膿性甲状腺炎
 6.亜急性甲状腺炎
 7.慢性甲状腺炎
 8.良性腫瘍
 9.悪性腫瘍
 10.甲状腺の手術と手術合併症
   1.甲状腺手術
   2.特異的な手術合併症

第3章 副甲状腺(上皮小体)の疾患
 1.名称と構造・機能
   1.名称
   2.形態
   3.機能
 2.原発性副甲状腺機能亢進症
 3.続発性副甲状腺機能亢進症
 4.非機能性副甲状腺嚢腫
 5.手術合併症と後遺症

第4章 乳腺
 1.診察法(視診、触診)
 2.乳癌検診
 3.検査法
   1.マンモグラフィ(乳房X線画像)
   2.超音波検査
   3.乳房のMRI検査、CT検査
   4.その他の画像診断法
   5.細胞診と組織診
A 炎症
 1.急性乳腺炎
 2.慢性乳腺炎
  (付1)脂肪壊死
  (付2)モンドール病
B 特有な病変
 1.乳腺症
 2.女性化乳房症
C 良性腫瘍
 1.線維腺腫
  (付)葉状腫瘍
 2.乳管内乳頭腫
D 悪性腫瘍
 1.乳癌
  (付)乳腺肉腫
 2.男子乳癌

第5章 胸壁、胸膜、横隔膜
 1.形態と機能
  A.胸壁
  B.胸膜
 2.検査法
   1.胸部CT、MRI
   2.超音波検査
   3.局所麻酔下胸腔鏡検査
A 胸壁の奇形
 1.漏斗胸
  (付)Nuss 法
 2.鳩胸
  (付)Poland 症候群
B 胸壁の炎症
 1.外傷後・手術後の胸壁膿瘍
 2.胸囲結核
C 胸壁の腫瘍
 1.原発性悪性胸壁腫瘍
  (付)Ewing肉腫
 2.原発性良性胸壁腫瘍
 3.転移性悪性胸壁腫瘍
D 胸部外傷
  (付)Sauer's dangerous zone(ソーワー危険域)
 1.胸壁の損傷
  A.胸部軟部組織の損傷
  B.骨性胸郭の損傷
   1.肋骨骨折、胸骨骨折
   2.多発肋骨骨折
E 胸膜の疾患
 1.気胸
  A.自然気胸(特発性気胸)
 (付1)虚脱の程度
 (付2)特発性血気胸
 (付3)緊張性気胸
 (付4)再膨脹性肺水腫
  B.続発性気胸
 2.血胸
 3.乳び胸
 4.胸水
 5.胸膜炎、膿胸
  A.急性胸膜炎、急性膿胸
  B.慢性膿胸
  (付)膿胸関連リンパ腫
 6.胸膜腫瘍
  A.悪性胸膜中皮腫
  (付)胸膜プラーク
  B.孤立性線維性腫瘍
  C.転移性胸膜腫瘍
F 横隔膜
 1.構造と機能
 2.横隔膜ヘルニア
  A.食道裂孔ヘルニア
  B.Bochdalek孔ヘルニア
  C.Morgagni孔ヘルニア、胸骨後裂孔ヘルニア
  D.外傷性横隔膜ヘルニア
 3.横隔膜弛緩症
 4.横隔膜麻痺

第6章 気管・気管支および肺
 1.形態と機能
  A.肺および気管支系
  B.肺の血管系
  C.肺のリンパ系
  D.肺の神経系
  E.肺の機能
 2.検査法
  A.X線検査
  B.内視鏡検査
  C.その他の画像診断
  D.細菌および病理学的検査
  E.心肺機能検査
 3.手術手技
  A.開胸法
  (付)胸腔鏡手術
  B.閉胸法
  C.肺、気管支の手術術式
   1.肺切除術
   2.気管・気管支形成術
   3.膿胸の手術
A 嚢胞性肺疾患
 1.気管支嚢胞
 2.肺胞性嚢胞
 3.自然気胸
  (付)肺分画症
B 感染性疾患
 1.肺化膿症
 2.気管支拡張症
 3.中葉症候群
 4.肺結核
 (付1)肺真菌症
 (付2)肺寄生虫症
 (付3)術後無気肺
C 腫瘍
 1.肺良性腫瘍
   1.肺過誤腫
   2.その他の良性腫瘍
  (付)肺動静脈瘻
 2.肺癌
 3.転移性肺腫瘍
D 肺塞栓症

第7章 縦隔
 1.概説
 2.縦隔炎
  A.急性縦隔炎
  B.慢性縦隔炎
  C.硬化性縦隔炎、線維化性縦隔炎
 3.縦隔気腫
 4.縦隔腫瘍
  A.胸腺腫
  B.胸腺癌
  C.奇形腫群腫瘍、胚細胞性腫瘍
  D.神経原性腫瘍
  E.悪性リンパ腫
  F.Castlemanリンパ腫
  G.縦隔内甲状腺腫
  H.縦隔内嚢胞
   1.気管支嚢胞
   2.心膜嚢胞
   3.胸腺嚢胞
   4.消化管嚢胞
 5.重症筋無力症

第8章 心臓
 1.形態と機能
  A.心臓の形態
  B.心臓の機能
 2.検査法
  A.胸部X線写真
  B.X線コンピュータ断層撮影法
  C.磁気共鳴画像法
  D.心電図
  E.超音波心エコー図法
  F.心臓カテーテル法
  G.血管心臓撮影
  H.心臓核医学検査法
  I.指示薬希釈法
 3.手術手技
  A.心臓到達法
  B.開心術の補助手段
  C.心筋保護法
  D.開心術の手技
  E.補助循環
A 先天性心疾患
I.大動脈の狭窄および形成異常
 1.先天性大動脈狭窄症
 2.左心低形成症候群
 3.大動脈縮窄症
 4.大動脈弓離断症
 5.血管輪
II.大動脈の短絡疾患
 1.動脈管開存症
 2.大動脈中隔欠損症
 3.総動脈幹症
 4.Valsalva洞動脈瘤破裂
III.心房・心室中隔・弁の形成異常
 1.心房中隔欠損症
 2.部分肺静脈還流異常症
  (付)三心房症
 3.総肺静脈還流異常症
 4.心内膜床欠損症
  (付)単心房症
 5.心室中隔欠損症
  (付)単心室
IV.右心室流出路の狭窄
 1.肺動脈狭窄症
  (付)バルーン肺動脈弁形成術
 2.Fallot四徴症
  (付)右室二腔症
 3.肺動脈閉鎖症
  (付)心室中隔欠損を伴う肺動脈閉鎖症
V.大血管の転位
 1.完全大血管転位症
 2.修正大血管転位症
 3.両大血管右室起始症
VI.房室弁の奇形
 1.三尖弁閉鎖症
 2.Ebstein奇形
VII.冠状動脈の異常
  A.先天性冠状動脈瘻
  B.左冠状動脈肺動脈異常起始症
B 後天性弁膜症
 1.僧帽弁狭窄症
 2.僧帽弁閉鎖不全症
 3.大動脈弁狭窄症
 4.大動脈弁閉鎖不全症
 5.三尖弁閉鎖不全症
 6.連合弁膜症
  (付1)人工弁
  (付2)感染性心内膜炎
C 虚血性心疾患
 1.冠状動脈疾患
 2.心筋梗塞の合併症
  A.心室中隔破裂
  B.左室自由壁破裂
  C.虚血性僧帽弁閉鎖不全
  D.左室瘤・虚血性心筋症
D 心膜の疾患
 1.滲出性心膜炎
 2.収縮性心膜炎
E 心筋疾患
 1.特発性心筋症
F 心臓腫瘍
 1.心臓粘液腫
  (付)その他の心臓腫瘍
G 不整脈
 1.徐脈とペースメーカ
  (付1)DDDペースメーカ
  (付2)レート応答型ペースメーカ
 2.WPW症候群
  (付)潜在性房室副伝導路
 3.心室頻拍
  (付)植込み型除細動器
 4.心房細動
H 心臓損傷

第9章 血管
 1.検査法
  A.動脈血行障害
   1.理学的検査
   2.超音波ドプラ法
   3.容積脈波計
   4.サーモグラフィ
   5.動脈造影
  B.動脈瘤
   1.単純X線像
   2.超音波検査
   3.X線CT
   4.MRI(magnetic resonance imaging)
   5.動脈造影
  C.静脈疾患
   1.理学的検査
   2.静脈造影
 2.手術手技
  A.手術器具
  B.血管露出法
  C.血管遮断法
  D.血管縫合法
  E.血行再建術
   1.塞栓摘除術、血栓摘除術
   2.血栓内膜摘除術
   3.代用血管移植術
   4.補助手段
A 大動脈および主要分枝の疾患
 1.大動脈瘤
  A.胸部大動脈瘤
  B.腹部大動脈瘤
 2.大動脈解離
 3.大動脈炎症候群
 4.腹部大動脈分岐部閉塞症(Leriche症候群)
 5.頸動脈の疾患
 6.腹腔動脈、腸間膜動脈の疾患
 7.腎血管性高血圧
B 大静脈の疾患
 1.上大静脈症候群
 2.下大静脈閉塞症、Budd-Chiari症候群
C 末梢動脈疾患
 1.急性動脈閉塞症
  A.動脈塞栓症
  (付)塞栓摘除術の実際
  B.急性動脈血栓症
  (付)MNMS
 2.慢性動脈閉塞
  (付1)糖尿病による閉塞性動脈硬化症
  (付2)膝窩動脈捕捉症候群
 3.Raynaud症候群
  (付1)肢端紫藍症
  (付2)肢端紅痛症
  (付3)網状うっ血青斑
 4.動脈瘤
 5.動静脈瘻
  A.先天性動静脈瘻
  B.後天性動静脈瘻
 6.動脈損傷
D 四肢静脈疾患
 1.下肢静脈瘤
  A.一次性(原発性)静脈瘤
  B.二次性(続発性)静脈瘤
 2.深部静脈血栓症
  (付)肺塞栓症
E リンパ管疾患
 1.リンパ浮腫
  (付)リンパ管損傷

第10章 食道
 1.構造と機能
  A.解剖学的事項
  B.食道の機能
 2.診断法(検査法)
  A.X線検査
  B.内視鏡検査
  C.内視鏡超音波診断法
  D.食道内圧検査
 3.食道憩室
 4.アカラシア
A 損傷および異物
 1.機械的損傷
 2.特発性食道破裂
 3.腐蝕性食道炎
 4.食道異物
B 炎症
 1.食道炎、食道潰瘍
  A.非特異性食道炎
  B.特異性食道炎
 2.逆流性食道炎
 3.Barrett食道潰瘍
 4.Plummer-Vinson症候群(Paterson-Brown Kelly症候群)
C 腫瘍
I.良性腫瘍
 1.乳頭腫
 2.平滑筋腫
 3.顆粒細胞腫
 4.嚢腫
 5.線維腫
 6.脂肪腫
 7.血管腫
 8.リンパ管腫
II.悪性腫瘍
 1.食道癌
  A.食道癌の治療
   1.手術療法
   2.合併療法
   3.手術成績と予後
   4.内視鏡治療(EMR、ESD)
 2.食道肉腫

第11章 胃および十二指腸
 1.構造と機能
  A.胃の構造
  B.十二指腸の構造
  C.機能
 2.診断法(検査法)
  A.胃液検査
  B.X線検査
  C.内視鏡検査
  D.細胞診、生検
A 機能および機能異常
 1.胃・十二指腸憩室
  A.胃憩室
  B.十二指腸憩室
 2.急性胃拡張
 3.胃下垂
 4.胃軸捻転症
 5.上腸間膜動脈性十二指腸閉塞症
B 胃・十二指腸の損傷および異物
 1.損傷
  A.機械的損傷
  B.化学的損傷(腐蝕)
 2.異物
  A.胃の異物
C 胃炎
 1.急性胃炎
  A.単純性胃炎
  B.腐蝕性胃炎
  C.胃蜂巣炎
  D.胃アニサキス
 2.慢性胃炎
D 胃・十二指腸潰瘍
 1.胃潰瘍
 2.十二指腸潰瘍
 3.消化性潰瘍とH.pylori感染
 4.胃癌とH.pylori感染
 5.吻合部潰瘍
 6.急性胃粘膜病変
E Mallory-Weiss症候群
F 胃腫瘍
 1.胃腫瘍の分類
 2.上皮性腫瘍ならびに上皮由来の腫瘍様病変
  A.腫瘍様病変
  B.上皮性腫瘍
  C.非上皮性腫瘍
  D.間質系腫瘍
G 十二指腸腫瘍
 1.上皮性腫瘍および腫瘍様病変
  A.Brunner腺腫
  B.腺腫
  C.癌
  D.内分泌腫瘍(カルチノイドなど)
 2.非上皮性腫瘍
  A.悪性リンパ腫
  B.間質系腫瘍
H 胃・十二指腸の手術
 1.術前術後管理
  A.術前管理
   1.対象疾患の術前評価
   2.併存疾患の評価
   3.治療方針の決定
   4.インフォームド・コンセント
   5.術前処置や術前治療
  B.術後管理
   1.術後の一般的な管理、処置
   2.術後合併症
 2.胃・十二指腸の手術
  A.胃癌に対する手術
   1.胃癌取扱い規約
   2.胃癌治療ガイドライン
   3.内視鏡的切除
   4.胃切除術式
   5.リンパ節郭清術式
   6.腹腔鏡下手術
   7.胃切除後の再建術式
   8.周囲臓器合併切除
   9.胃癌に対する術前術後化学療法
   10.胃癌に対する姑息的手術
  B.GISTに対する手術
  C.悪性リンパ腫に対する外科治療
  D.内分泌腫瘍に対する手術
   1.胃の神経内分泌腫瘍(NET)
  E.消化性潰瘍に対する手術
  F.肥満に対する手術
I 胃手術後障害
   1.消化吸収障害
   2.ダンピング症候群
   3.貧血
   4.下痢
   5.逆流性食道炎
   6.輸入脚症候群
   7.骨萎縮
   8.吻合部潰瘍
   9.残胃の癌
   10.胃切除後胆石

第12章 小腸および結腸
 1.小腸の構造と機能
  A.構造
  B.機能
 2.結腸の構造と機能
  A.構造
  B.機能
 3.小腸検査法
  A.画像検査
  B.機能検査
 4.大腸検査法
  A.一般検査
  B.直腸指診、直腸鏡検査
  C.注腸造影検査
  D.大腸内視鏡検査
A 腸の先天異常
 1.総腸間膜症
 2.その他
  A.S状結腸過長症
  B.Meckel憩室
B 憩室性疾患
 1.Meckel憩室
 2.その他の小腸憩室
 3.結腸憩室症
C 腸循環障害
 1.上腸間膜動脈閉塞症
 2.上腸間膜静脈閉塞症
 3.非閉塞性腸梗塞症
 4.虚血性大腸炎
 5.腹部アンギナ
D 腸管損傷
E 腸管内異物
F 炎症性腸疾患
 1.Crohn病
 2.潰瘍性大腸炎
 3.腸型Behcet病
 4.単純性潰瘍
 5.放射線照射性腸炎
 6.細菌性腸炎
  A.腸結核
  B.薬剤性大腸炎
G 急性虫垂炎
H イレウス(腸閉塞)
 1.概念
 2.イレウスの病因と分類
  A.機械的イレウス
  B.単純性イレウスと絞扼性イレウス
  C.機能的イレウス
 3.病態生理
  A.単純性イレウス(機械的イレウス)
  B.絞扼性イレウス
 4.症状と診断
  A.腹痛
  B.腹部膨満、悪心、嘔吐
  C.腹部所見
  D.画像診断
 5.治療
  A.癒着性イレウス
  B.腫瘍の閉塞によるイレウス
I 小腸腫瘍
 1.概念
 2.頻度
 3.分類と発生部位
  A.悪性腫瘍
  B.良性腫瘍
  C.Gastrointestinal stromal tumor(GIST)
 4.症状
 5.検査所見
  A.腹部単純X線写真
  B.CT、腹部超音波検査
  C.小腸二重造影
  D.小腸内視鏡
  E.選択的血管造影
 6.小腸悪性腫瘍の特徴
  A.小腸癌
  B.平滑筋腫瘍、GIST
  C.悪性リンパ腫
 7.治療
J 小腸の手術(小腸切除)
 1.小腸切除の手技
  A.切除範囲の決定
  B.腸間膜の切離
  C.腸管の切離
  D.吻合
  E.腸間膜の閉鎖
K 盲管症候群
 1.概念
 2.病態と症状
 3.診断
 4.治療
L 消化不良症候群、短腸症候群
 1.原発性消化不良症候群
 2.続発性消化不良症候群
M 大腸ポリープ
N 大腸ポリポーシス
 1.家族性大腸腺腫症
  A.FAPの治療戦略
  B.手術の適応
  C.手術術式
  D.予後・成績
  (付1)Gardner症候群
  (付2)Turcot症候群
 2.Peutz-Jeghers症候群
 3.若年性ポリポーシス症候群
 4.Cowden病またはmultiple hamartoma syndrome
 5.過形成性ポリポーシス
 6.Cronkhite-Canada症候群
O 結腸癌
P 結腸の手術
 1.結腸癌の手術
 2.炎症性腸疾患の手術
   1.潰瘍性大腸炎
   2.Crohn病
   3.その他

第13章 直腸および肛門
 1.構造と機能
  A.直腸
  B.肛門
  C.機能
 2.診断法(検査法)
  A.直腸指診
  B.内視鏡検査
  C.注腸X線造影検査
  D.腹部超音波検査法
  E.CT、MRI
  F.PET
  G.腫瘍マーカー
  H.便潜血検査
  I.直腸肛門内圧検査
A 肛門疾患
 1.直腸、肛門周囲膿瘍および痔瘻
 2.痔核
 3.裂肛(痔裂)
 4.毛巣洞
 5.直腸脱
B 腫瘍
 1.上皮性良性腫瘍
  A.腺腫
  B.非腫瘍性ポリープ
 2.非上皮性良性腫瘍
  A.脂肪腫
  B.平滑筋腫
  C.リンパ管腫
  D.血管腫
  E.良性リンパ濾胞性ポリープ
 3.上皮性悪性腫瘍
  A.癌
  B.カルチノイド
  C.肛門部の特殊な癌
 4.非上皮性悪性腫瘍
  A.悪性リンパ腫
  B.悪性黒色腫
  C.平滑筋肉腫
C 術前・術後管理
 1.大腸疾患
  A.術前管理
  B.術中管理
  C.術後管理
 2.肛門疾患
  A.術前処置
  B.術中処置
  C.術後処置
D 手術
 1.低位前方切除術
  A.手術手技
 2.直腸切断術
  A.手術手技
 3.自律神経温存術
  A.歴史
  B.手術手技
 4.人工肛門
  A.インフォームド・コンセント
  B.ストーマ・サイト・マーキング
  C.単孔式人工肛門造設術
  D.双孔式人工肛門造設術

第14章 肝臓、胆道系および膵臓
 1.構造と機能
  A.肝の構造
  B.胆道の構造
  C.肝の機能
  D.胆嚢・胆管の機能
  E.膵臓の構造と機能
   1.膵の構造
   2.膵の機能
 2.肝・胆道系および膵疾患の臨床症状、検査法
   1.臨床症状
   2.検査法
   3.機能検査からみた予備能と重症度の評価
  A.肝予備力
   1.一般肝機能検査
   2.Child-Pughの分類
   3.ヒアルロン酸
   4.負荷試験
   5.アシアロシンチ(99mTc-GSA)
  B.肝予備力の総合判定
   1.多施設での機能的評価
   2.重症度判定
  C.膵機能検査からみた予備能と重症度
   1.膵外分泌機能検査法
   2.膵内分泌機能検査法
A 肝
I.肝の奇形
 1.形態異常
 2.位置異常
II.肝外傷
III.肝膿瘍
 1.細菌性肝膿瘍
 2.アメーバ性肝膿瘍
IV.肝嚢胞
V.肝寄生虫
 1.肝包虫症
 2.日本住血吸虫症
 3.その他
  A.肝吸虫症
VI.肝良性腫瘍
 1.肝細胞腺腫
 2.限局性結節性過形成
 3.肝血管腫
VII.肝悪性腫瘍
 1.原発性肝癌
  A.肝細胞癌
  B.胆管細胞癌
  C.混合型肝癌
  D.肝芽腫
 2.転移性肝癌
VIII.劇症肝炎
IX.亜急性肝炎
 1.肝腎症候群
 2.肝性脳症
B 胆嚢
 1.胆嚢奇形
  A.無形成
  B.多発胆嚢
  C.位置異常
   1.遊走胆嚢
   2.肝内胆嚢
   3.左側胆嚢
  D.屈折胆嚢
 2.先天性胆道拡張症
 3.先天性胆道閉鎖症
 4.胆嚢・胆管系の損傷
 5.良性胆道狭窄
 6.胆嚢炎
 7.胆石症
 8.胆管炎、急性閉塞性化膿性胆管炎
 9.原発性硬化性胆管炎
 10.乳頭炎、乳頭部狭窄
 11.胆嚢良性腫瘍
 12.胆嚢癌
 13.胆管癌
 14.十二指腸乳頭部癌(膨大部癌)
C 膵臓
I.膵の奇形
 1.輪状膵
 2.迷入膵
 3.膵管非癒合(分離膵)
 4.膵・胆管合流異常
II.膵損傷
III.膵炎
 1.急性膵炎
 2.慢性膵炎
IV.膵嚢胞
 1.真性嚢胞
  A.先天性嚢胞
  B.腫瘍性膵嚢胞
   1.漿液性嚢胞腺腫・腺癌
   2.粘液性嚢胞腺腫・腺癌
   3.粘液産生膵腫瘍:膵管内乳頭粘液性腫瘍
   4.Solid-pseudopapillary neoplasm
   5.その他
  C.膵仮性嚢胞
V.膵腫瘍
 1.膵癌
 2.膵内分泌系腫瘍
  A.インスリノーマ
  B.Zollinger-Ellison症候群
  C.WDHA症候群
  D.グルカゴノーマ
  E.ソマトスタチノーマ
  F.pancreatic polypeptide tumor
  G.multiple endocrine adenomatosis(MEA)

D 手術
I.肝臓、胆道系、膵臓の手術
 1.肝切除術
  A.対象疾患
  B.手術術式
  C.術前・術中・術後管理
 2.胆嚢摘出術
 3.総胆管切開術
 4.乳頭形成術
 5.総胆管空腸吻合術、総胆管十二指腸吻合術
  A.総胆管空腸吻合術
  B.総胆管十二指腸吻合術
 6.胆道再建術
 7.胆道減圧術
 8.内視鏡的手術
  A.内視鏡的乳頭切開術
  B.胆道鏡的切石術
 9.膵切除術
 10.膵頭十二指腸切除術
 11.膵全摘術
 12.膵管減圧術、膵管空腸吻合術
 13.急性膵炎に対する手術
 14.膵頭神経叢切離術
 15.腹腔鏡下手術
  A.腹腔鏡下胆嚢摘出術
  B.腹腔鏡下肝切除術
  C.腹腔鏡下膵切除術
 16.局所凝固療法
II.手術の合併症
 1.肝臓手術の合併症
 2.胆道系手術の合併症
 3.膵頭十二指腸切除の合併症
 4.膵臓手術の合併症

第15章 脾、門脈
A 脾臓
 1.構造と機能
  A.構造
  B.機能
 2.検査法
 3.先天異常
  A.遊走脾
  B.副脾
  C.無脾症
 4.脾破裂、脾損傷
 5.脾嚢胞
 6.脾膿瘍
 7.感染性脾腫
 8.脾血管腫
 9.脾動脈瘤
 10.溶血性貧血
 11.特発性血小板減少性紫斑病
 12.特発性門脈圧亢進症
 13.巨脾性肝硬変症
 14.脾摘出術
  A.適応
  B.脾摘出術
  C.合併症、後遺症
   1.脾摘後の感染症、とくに敗血症
   2.脾摘後血栓症
   3.脾摘後の発熱
   4.術後出血
   5.膵損傷、横隔膜下膿瘍
 15.IVRによる脾動脈塞栓術
B 門脈
 1.構造と機能
 2.門脈圧亢進症
  A.門脈圧亢進と側副血行路(食道・胃静脈瘤)
  (付)異所性静脈瘤
  B.出血性胃病変
  C.脾腫、脾機能亢進
  D.腹水
  E.肝性脳症(肝性昏睡)
  (付)門脈圧減圧手術後肝性脳症
  F.Cruveilhier-Baumgarten症候群
  G.門脈圧亢進症の徴候と診断
  H.検査法
   1.一般的な検査
   2.上部消化管内視鏡検査
   3.上部消化管X線造影検査
   4.門脈圧測定法
   5.門脈造影法
   6.肝静脈カテーテル法
   7.肝、門脈超音波検査法
   8.その他
  I.治療法
   1.食道・胃静脈瘤の治療
   2.脾腫、脾機能亢進の治療
   3.腹水の治療
   4.肝性昏睡の治療

第16章 副腎
 1.構造と機能
  A.副腎の解剖
  B.副腎ホルモンの機能
   1.糖質コルチコイド
   2.鉱質コルチコイド
   3.副腎アンドロゲン
   4.カテコールアミン
 2.外科的副腎疾患とその診断
  A.Cushing症候群
  B.subclinical Cushing syndrome(subclinical hypercortisolism;SH)
  C.原発性アルドステロン症
   1.従来の原発性アルドステロン症
   2.高血圧患者の中に比較的高い頻度で存在する原発性アルドステロン症
   3.診断と治療の要点
  D.褐色細胞腫
   1.悪性褐色細胞腫
   2.褐色細胞腫における遺伝子異常
  E.偶発腫瘍
 3.副腎摘除術
   1.経腹膜前方到達法(開創)
   2.腹腔鏡下副腎摘除術-後腹膜到達法
   3.腹腔鏡下副腎摘除術-経腹膜到達法

第17章 急性腹症
 1.概念(定義)
 2.病因
 3.疫学(頻度)
 4.病態生理
 5.鑑別診断の進め方
  A.問診
  B.腹痛の部位
  C.腹部理学的所見
  D.検査
 6.治療方針の選択
  A.全身状態の把握
  B.腹部理学的所見の診断上重要なポイントと治療方針の選択

第18章 腹壁、臍および後腹膜
 1.構造と機能
  A.腹壁
  B.腹膜
  C.後腹膜
A 先天異常
  A.腹壁の先天異常
  B.臍の先天異常
  C.腹膜の先天異常
B 損傷、異物
  A.開放性損傷
  B.非開放性損傷
  C.異物
C 炎症
 1.腹壁の炎症
  A.急性炎症
  B.慢性炎症
   1.結核
   2.放線菌症
  C.炎症性腫瘤
   1.Schloffer腫瘤
   2.Mondor病
 2.急性腹膜炎
 3.慢性腹膜炎
 4.腹腔内膿瘍
 5.大網の炎症性腫瘤(Braun腫瘤)
 6.非特異性後腹膜線維症
D 腫瘍
 1.腹壁腫瘍
  A.良性腫瘍
  B.悪性腫瘍
 2.腹膜腫瘍
  A.原発性腫瘍
  B.続発性腫瘍
  C.腹膜偽粘液腫
 3.腸間膜腫瘍
 4.後腹膜腫瘍
  (付1)腹腔穿刺
  (付2)腹腔鏡

第19章 ヘルニア
 1.定義
 2.病態
 3.分類
  A.外ヘルニア
  B.内ヘルニア
A 鼠径ヘルニア
 1.外鼠径ヘルニア
 2.内鼠径ヘルニア
B 大腿ヘルニア
C 腹壁ヘルニア
 1.正中腹壁(白線)ヘルニア
 2.外側腹壁(半月状線)ヘルニア
 3.腰ヘルニア
 4.腹壁瘢痕ヘルニア
D 臍部ヘルニア
 1.臍帯ヘルニア
 2.臍ヘルニア
E 骨盤部ヘルニア
 1.閉鎖孔ヘルニア
 2.坐骨ヘルニア
 3.会陰ヘルニア
F 内ヘルニア
 1.十二指腸空腸窩(傍十二指腸窩)ヘルニア
 2.腸間膜裂孔ヘルニア

第20章 小児外科
 1.専門領域としての小児外科
 2.母児の搬送、病歴聴取と診察
 3.主要症候と病態
  A.呼吸障害
  B.嘔吐
  C.腹部膨満
  D.消化管出血(吐血・下血)
  E.黄疸
  F.排便異常
 4.検査
  A.理学的検査
  B.放射線検査
  C.シンチグラフィ
  D.超音波
  E.MRI
  F.内視鏡
  G.腹腔鏡、胸腔鏡
  H.消化管内圧測定
  I.pHモニタリング
  J.生化学的検査
  K.その他の血液検査
 5.呼吸管理
  A.呼吸障害の徴候と原因
  B.呼吸管理に必要な検査ならびにモニタリング
  C.呼吸障害の治療
 6.感染
  A.小児の特殊性
  B.各種疾患にみられる感染症
 7.体液
  A.水分分布
  B.体液の出納
  C.水、電解質異常
  D.輸液療法
 8.栄養
  A.栄養評価
   1.身体的評価
   2.生化学的指標
  B.栄養療法
   1.栄養必要量
   2.栄養投与法
A 頸部疾患
 1.正中頸嚢胞および瘻
 2.側頸嚢胞および瘻
 3.(先天性)梨状窩瘻
B 肺・胸膜疾患
 1.先天性肺嚢胞
 2.先天性嚢胞状腺腫様増殖
 3.肺分画症
 4.肺葉性気腫
 5.気胸
 6.膿胸
C 食道疾患
 1.食道閉鎖症
 2.先天性食道狭窄症
D 横隔膜疾患
 1.胸腹膜裂孔ヘルニア
 2.食道裂孔ヘルニアおよび食道胃逆流症
 3.横隔膜弛緩症
E 胃疾患
 1.新生児胃破裂(胃穿孔)
 2.肥厚性幽門狭窄症
 3.幽門閉鎖症
 4.胃軸捻転症
 5.胃・十二指腸潰瘍
F 腸疾患
 1.先天性十二指腸閉塞症
 2.先天性小腸閉鎖症、狭窄症
 3.メコニウムイレウス、メコニウム病、胎便栓症候群
 4.胎便性腹膜炎
 5.腸重積症
 6.腸回転異常症
 7.消化管重複症
 8.Meckel憩室
 9.壊死性腸炎
 10.腸管ポリープ
  A.若年性ポリープ
  B.Peutz-Jeghers症候群
  C.家族性ポリポーシス
 11.急性虫垂炎
 12.Hirschsprung病(腸管無神経節症)
G 直腸・肛門疾患
 1.直腸肛門奇形(鎖肛)
 2.痔瘻、裂肛
  A.乳児痔瘻
  B.裂肛
 3.肛門粘膜脱、肛門直腸脱
H 肝・胆道・膵・脾疾患
 1.胆道閉鎖症
 2.先天性胆道拡張症
 3.門脈圧亢進症
 4.脾摘術が必要になる疾患
I 腹壁疾患
 1.臍帯ヘルニア
 2.腹壁破裂
 3.臍ヘルニア
 4.臍腸管遺残(卵黄腸管遺残)
 5.尿膜管遺残
 6.小児の鼠径ヘルニア
 7.精索水瘤と精巣水瘤
 8.停留精巣
 9.急性陰嚢症
J 小児腫瘍
 1.小児固形腫瘍総論
 2.神経芽腫
 3.Wilms腫瘍(腎芽腫)
 4.小児肝悪性腫瘍
 5.奇形腫群腫瘍(胚細胞腫瘍)
 6.横紋筋肉腫
 7.血管腫とリンパ管腫
K 外傷と異物
 1.分娩外傷
 2.被虐待児症候群
 3.腹部外傷
 4.熱傷
 5.気道・消化管異物
   1.消化管異物(誤飲)
   2.気道異物(誤嚥)
L 小児外科における内視鏡手術
 1.総論
 2.腹腔鏡手術各論
   1.幽門筋切開術
   2.噴門形成術
   3.腹腔鏡補助下高位鎖肛根治術
   4.Hirschsprung病根治術
   5.腫瘍生検術
   6.腫瘍摘出術
   7.横隔膜ヘルニア根治術
   8.その他の腹腔鏡手術
 3.胸腔鏡手術各論
   1.食道閉鎖症に対する気管食道瘻切離・食道吻合術
   2.横隔膜挙上症に対する横隔膜縫縮術
   3.その他の胸腔鏡手術

参考図書、雑誌
略語表
和文索引
欧文索引

本書『NEW外科学』は1992年に初版、1997年に第2版が刊行されて以来、わが国における信頼される外科学の代表的な教科書として、高い評価を受けてきた。そしてこの度、多くの新しいエビデンスを取り入れて、さらに、社会的趨勢の変化に対応して、全面的な改訂を行い、第3版として刊行するに至った。
 この間、医学、医療は絶えず進歩し、外科領域でも診断方法、手術適応、手術方法、術後管理などは大きな変革、進歩が起こった。また、医学教育は講堂で行われる系統的な講義から、ベッドサイドで行われるより実践的な教育に大きく変わった。一方、外科学の分野においてもIT(information technology)化が進み、学生や研修医は情報過多に陥り、情報の取捨選択に苦慮している。
 外科領域だけに限っても、ベーシックサイエンスは、すそ野が広がり、医師として持っていなくてはいけない重要な知識や基本的な技術は増加の一途を辿っている。その中で、医学生が知っておかなくてはいけない知識を取捨選択して、わかり易く教科書の中に纏めることは容易なことではない。丸暗記した知識ではなく、患者を前にして、臨床にすぐに役立つ実践的な知識を身につけることが重要である。
 今回の改訂にあたりとくに力を入れたところは、(1)余分な部分は削除して、必要にして十分な内容としたこと、(2)各種疾患の治療ガイドラインを掲載し、最新のものにup to dateしたこと、(3)最近、進歩著しい再生医療、分子生物学、内視鏡手術などを大幅に取り入れたこと、(4)外科学の基礎であるベーシックサイエンスの部分を重視して、わかり易く盛り込んだこと、(5)図表を多く掲載し、必要に応じてカラー写真を使って、目で見て読者の理解をより高めるようにしたこと、(6)医師国家試験だけではなく、医療分野の各種試験の受験勉強にも使って頂けるように心がけたこと、(7)各章の著者には各分野の専門の先生を厳選してお願いしたことなどである。
 本書は膨大な情報量の外科学のエビデンスを総論と各論で重複することを避けて、簡潔に理解し易く記述している。本書が、医学生や研修医にとって欠かすことのできないバイブルとなり、国家試験の勉強に役立つことを期待している。
 この第3版が、さらに多くの方々に利用され、評価して頂けることを願っている。
 最後に、教科書としての一貫性を持たせるために、数多くの注文に対して、快くご協力を頂いた執筆者の皆様方に衷心より感謝申し上げる。
2011年11月
編者記す

本書は1992年の初版以来、改訂第3版となるものである。3回の改訂をはたしていることになり、ボリュームが大きくなるテキストブックにしては、アップデートがまめに行われているといえるのではないだろうか。テキストブックといえば、雑誌などに比べて進歩の著しい領域については、出版時すでにやや古い内容となることもままありがちであるが、時期を失することなくアップデートすることで、本書は時代の流れと医療や医学の迅速な進歩に遅れることなく、時代の先端をフットワークよく取り入れた内容となっている。また内容もさることながら、これを目にして何よりも驚くのは、執筆陣の錚々たる顔ぶれである。わが国の外科学の各領域のトップともいえる、優れた実績を残している中心的な方々がほとんどすべて顔を揃えていることに驚きを禁じえず、素晴らしい人選であると思うと同時に、執筆陣をみただけでその内容の質の高さが想像できる。
 内容においてまず目を引くのは、充実度の高い総論である。単に従来の外科学の総論にとどまらず、医療倫理やインフォームド・コンセントなど、外科医療を実践するうえでの土台ともいえるものが冒頭に語られている。また、ようやく医療として一般に認知されるようになってきた臓器移植については、各論に分散させることなく、総論に多くの部分を割いて全臓器を一括する体裁で記述していることから、移植医療の外科学の中における位置づけが高まっていることが強調されるとともに、これからの外科学を担うべき人材への強いメッセージとなっていると理解する。それに続く人工臓器や内視鏡手術の項も含め、外科学の先進的な部分を項目立てして総論にまとめることによって、現在の外科学の方向性を強く印象づけ、かつその全体像を理解しやすくまとめるという、まことに巧みな構成になっているといえる。
 また、最近はさまざまな領域で診療に関連するガイドラインが策定されているが、総論、各論を通して、それぞれの最新のガイドラインをうまく取り込んだ内容になっている。さらに重要な項目については、そのエッセンスを「ポイント」としてわかりやすく簡潔にまとめて随所に示しており、昔とは比べ物にならないほど多くのことを学ばねばならなくなった医学生にとっては、至れり尽くせりの内容になっているのではないだろうか。もちろん、本書が医学生を対象とする外科学の教科書として推奨できるものであることはいうまでもないが、一方でアップデートが適宜行われているために、専門医などキャリアアップのための資格試験受験などに際しても、教材として有用性が高いものであることは間違いない。これは蛇足かもしれないが、しばらく外科学の教科書を開いたことのない、筆者のような卒後何十年も経過した外科医にとっても、自らが日常携わっていない領域における最近の動向や進歩についての知識を手軽に得ることができ、自らの知識の向上はもちろん、患者への説明などのための基本的な情報を得るうえで、とても重宝するものとなるのではないかと思う。また本文はもちろんであるが、図表などの文字も小さすぎず、全体のカラーも写真以外は表紙をはじめとしてブルー系に統一されているために目の負担が軽く、さらに本文と図表の配置が上手に整理されているためにとても読みやすく、読者を意識した体裁になるようにたいへん工夫されていると思う。
 本書を拝見して、手軽に利用できる内容の濃い外科学のテキストブックとして、立場や領域を超えた方々に心から推薦できる書であると確信した次第である。
評者● 近藤丘
胸部外科65巻7号(2012年7月号)より転載