書籍

耳鼻咽喉科エキスパートナーシング

こちらの商品は改訂版・新版がございます。

編集 : 森山寛
ISBN : 978-4-524-21936-0
発行年月 : 2002年6月
判型 : B5
ページ数 : 424

在庫なし

定価4,104円(本体3,800円 + 税)

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  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

耳鼻咽喉科(外来・病棟・手術室)の最新の診療とそれに伴う看護の留意点をわかりやすく解説した実際書。耳、鼻、副鼻腔、口腔、咽喉頭、頚部ごとに、耳鼻咽喉科の看護に必要な基本的知識(解剖生理、検査法、基本処置、手技、主要症状など)を述べたうえで、各疾患別に原因・病態から治療・ケアまでを解説。耳鼻咽喉科看護のスキルアップに最適の書。

1 耳鼻咽喉科看護の特徴と専門性
2 耳疾患の看護に必要な基礎医学と検査の知識
 2-1 耳の構造と機能
 2-2 耳の一般検査
3 耳疾患の主要症状、主要所見の理解
4 主な耳疾患の治療と看護
 4-1 平衡障害とめまい
 4-2 感音難聴
 ■補聴器
 ■人工内耳
 4-3 聴神経腫瘍
 4-4 急性中耳炎
 4-5 滲出性中耳炎
 4-6 耳管機能不全(狭窄症・開放症)
 4-7 慢性中耳炎
 4-8 中耳真珠腫
 4-9 癒着性中耳炎
 4-10 伝音難聴(耳硬化症、耳小骨奇形、外傷など)
 4-11 顔面神経麻痺(ベル麻痺、ハント症候群)
 4-12 耳垢塞栓
5 鼻・副鼻腔疾患の看護に必要な基礎医学と検査の知識
 5-1 鼻・副鼻腔の構造と機能
 5-2 副鼻腔の一般検査
6 鼻・副鼻腔疾患における基本処置―手技と看護
7 鼻・副鼻腔疾患の主要症状、主要所見の理解
8 主な鼻・副鼻腔疾患の治療と看護
 8-1 鼻出血
 8-2 アレルギー性鼻炎
 8-3 肥厚性鼻炎、鼻中隔彎曲症
 8-4 急性副鼻腔炎
 8-5 鼻茸、慢性副鼻腔炎
 8-6 副鼻腔嚢胞
 8-7 副鼻腔真菌症
 8-8 鼻・副鼻腔の良性腫瘍
9 舌・口腔・咽喉頭・頸部疾患の看護に必要な基礎医学と検査の知識
 9-1 口腔・咽喉頭・頸部の構造と機能
 9-2 口腔・咽喉頭・頸部の一般検査
10 舌・口腔・咽喉頭疾患の主要症状、主要所見の理解
11 主な舌・口腔・咽喉頭・頸部良性疾患の治療と看護
 11-1 舌小帯短縮症
 11-2 舌炎、口内炎
 11-3 難治性口腔・咽頭潰瘍
 11-4 咽頭炎(含.STD)
 11-5 アデノイド肥大、上咽頭線維腫
 11-6 扁桃疾患
 11-7 いびき、睡眠時無呼吸症候群
 11-8 咽頭異常感症
 11-9 喉頭疾患(音声障害)
 11-10 嚥下障害
 11-11 頸部良性腫瘍
12 耳鼻咽喉科悪性腫瘍の治療と看護
 12-1 外耳・中耳腫瘍
 12-2 鼻・副鼻腔悪性腫瘍および頭蓋底手術
 12-3 舌・口腔・中咽頭腫瘍
 12-4 上咽頭腫瘍
 12-5 喉頭腫瘍
 12-6 下咽頭腫瘍
 12-7 唾液腺腫瘍
 12-8 甲状腺・上皮小体腫瘍
 12-9 悪性リンパ腫
 12-10 頭頸部腫瘍に対する放射線治療
 12-11 頭頸部腫瘍に対する化学療法
 12-12 疼痛の対策と緩和ケア
13 耳鼻咽喉科救急と看護
 13-1 外傷
 13-2 出血
 13-3 異物
 13-4 呼吸困難(気道狭窄)
14 耳鼻咽喉科リハビリテーションと看護
 14-1 難聴児のリハビリテーションと看護
 14-2 音声言語障害のリハビリテーションと看護
 14-3 喉摘後音声障害のリハビリテーションと看護
 14-4 嚥下障害のリハビリテーションと看護
15 診察室、手術室の設備と管理
 15-1 診療用ユニット、診療用器材、検査器具と衛生材料
 15-2 手術器具と周辺機器
 15-3 感染対策

付録:耳鼻咽喉科用剤一覧

従来、ナースのための耳鼻咽喉科専門書は数が少なく、また内容も簡単なものであった。しかしながら今日の医療においては、医師と、ナースをはじめとするパラメディカルの役割はまさに車の両輪のようであり、相互の親密な連携、すなわちチーム医療が、患者にとって最適の医療と考えられる。このような観点から見るとき、ナース側の耳鼻咽喉科領域の知識が今まで以上に必要となる。そしてこういった環境が整うことにより、はじめて質の高い看護が患者に供給できることとなる。たしかに、チームのなかで各々の役割分担はあるが、ある一定の医学知識なしには、親密な連携プレイはできない。
 従来は、外来、病棟または手術室専属などという勤務体系が主流であり、それはある意味で機能してきた。しかしながら社会的また患者のニーズに伴ってナースも専門分野化され、病棟や外来は当然のことながら、手術室においても耳鼻咽喉科専門のナースが育成されるべきである。とくに大学附属病院などは、高度先進医療をはじめとした質の高い医療を提供する義務があるわけで、これらの各科の専門の看護師は、症例検討会などにも積極的に参加し、患者の病態や状況を的確に把握しておくことがその後のケアに大いに役立つことになる。
 本書は、そのような意味合いもあって、従来のこの種の教科書よりも検査や疾患の項目を多くし、また各領域の専門の先生方により詳細に記載していただいた。解明された病態や最新の検査や治療法などについてはほとんど網羅され、図表、局所所見。画像所見ならびにイラストなども豊富に掲載されているので、内容は深いが、わかりやすく記述されている。したがって経験の浅い人から、ベテランの方まで適していると思われる。またナースのみでなく、その他のパラメディカルの方にもふさわしい内容であると確信している。
 本書を編集するにあたり、多忙な時間をさいて寄稿いただいた先生方に深く感謝申し上げるとともに。この本が、今後の耳鼻咽喉科医療の向上に少しでも役に立つことを念願する次第です。
平成14年5月
森山 寛