書籍

眼科エキスパートナーシング

こちらの商品は改訂版・新版がございます。

編集 : 小出良平/大音清香
ISBN : 978-4-524-21935-3
発行年月 : 2002年10月
判型 : B5
ページ数 : 234

在庫なし

定価3,780円(本体3,500円 + 税)

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  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

眼科の最新の治療と、その特殊性をふまえた眼科看護の実際をあまねく解説。眼の解剖、機能、検査の実際と、疾患・病変などの医学的知識をカラー写真、イラストを多数まじえて解説。診療と看護のポイントは、外来、病棟、手術室別に、実践的に構成。看護学生、新人看護師、エキスパートに贈る眼科看護テキストの決定版。

1.眼科看護に必要な医学的知識
 1.眼の構造
 2.眼の機能
 3.眼の検査
  1.視力検査
  2.眼圧検査
  3.視野検査
  4.色覚検査
  5.眼位検査、両眼視機能検査、眼球機能検査
  6.細隙灯顕微鏡検査
  7.眼底撮影検査、蛍光眼底撮影検査
  8.角膜内皮撮影
  9.涙液検査
  10.超音波検査
  11.網膜電図
  12.眼球突出度(陥凹度)検査
 4.眼の病態
  1.眼瞼
  2.結膜
  3.角膜
  4.ぶどう膜
  5.眼底(網膜)
  6.視神経・視路
  7.水晶体
  8.硝子体
  9.眼圧
  10.眼球・眼窩
  11.涙器
  12.全身疾患と眼
  13.眼外傷

2.眼科看護の基礎技術
 1.眼科看護の特徴と専門性
 2.情報の聞き取り
 3.検査の介助
  1.視力検査の介助
  2.細隙灯顕微鏡検査の介助
  3.眼底撮影検査の介助
  4.蛍光眼底撮影検査の介助
 4.点眼の指導
 5.軟膏点入の指導
 6.洗眼の方法
 7.持続洗眼の方法
 8.眼帯の方法
 9.結膜下注射と介助
 10.視覚不良者に対する介助
  1.外来における介助
  2.病棟における介助

3.外来における看護
 1.外来手術と介助
  1.基本的処置と準備
  2.白内障手術
  3.緑内障手術
  4.屈折矯正手術
  5.霰粒腫、麦粒腫切開
  6.涙管ブジー、涙嚢洗浄
  7.睫毛内反症手術
  8.上眼瞼挙筋短縮術
  9.網膜光凝固
  10.翼状片切除術
  11.その他の処置と介助
 2.外来での患者指導
 3.診察室の整備と消毒
 4.病棟との連携

4.病棟における看護
 1.入院時の看護
 2.術前・術後の看護
 3.急変時の患者への基本的対応
 4.糖尿病患者の看護
 5.透析患者の看護
 6.退院指導
 7.病棟における感染対策と環境整備

5.手術室における看護
 1.眼科手術看護の特殊性
  1.手術室看護の特徴
  2.顕微鏡手術の特徴
 2.手術の準備
 3.麻酔
 4.眼科手術と介助
  1.白内障手術
  2.緑内障手術
  3.斜視の手術
  4.網膜剥離の手術
  5.網膜硝子体の手術
  6.硝子体タンポナーデ
  7.角膜移植
  8.眼窩底吹きぬけ骨折の手術
 5.手術室におけるスタッフ教育

6.眼科の救急およびリハビリテーション
 1.眼科外来における救急処置
 2.ロービジョンケア

◎付録
 1.眼科用剤一覧
 2.眼科福祉関連施設

看護師・看護学生向けの眼科テキストは、これまで数も少なく、また内容も十分と言えるものではなかった。しかしながら、医療の専門分化が進み、看護師にも高度な医学・医療知識が要請され、また医療事故に対する安全対策が強く求められている近年の状況の中で、眼科看護においてもまた、これらの要請に応じられる眼科看護師の育成、看護学生への眼科教育の必要性が日に日に高まっている。それは、医師と看護師、コメディカルによるチーム医療が成立するためにも、必須の条件であろう。
 残念なことに、現在の臨床現場のしくみや看護学校における教育が、こうした要請に応えたものになっているとは言いがたい。たとえば編者の施設では、看護師の勤務体系は、外来・病棟・手術室などに配属されて、病棟では2年ごとに眼科から他科へローテーションされる。中央手術室においても同様で、3ヵ月ごとに外科系の科をローテーションしているのが実状である。このようなシステムでは眼科専門看護師が育ちにくいことは明白である。編者は、従来の「横」のローテーションではなく、専門各科ごとの「縦」のローテーション、すなわち、たとえば手術室で眼科手術に2年間従事した看護師が、その次の2年を眼科病棟で、さらにその次の2年を眼科外来ヘローテーションするといった、6年間で縦回りするカリキュラムを主張しているが、いまだに緒についていない。
 このような状況を鑑みるとき、せめてテキストだけでも、適切な眼科専門看護師向けのものがほしいと願う次第である。
 本書では、従来のテキストに比べ、検査や疾患の項目を大幅に増やし、図表やイラスト、そしてカラー写真を豊富に掲載した。執筆は、医学・医療面はドクターに、看護面は外来や病棟手術室で実際に眼科看護に従事している第一線の看護師にお願いした。質と量の両面において、眼科の専門看護師を志す方々の座右の実践的テキストとして、また看護学生の教科書として、幅広く活用していただけるものと確信している。
 末筆ながら、ご多忙な時間をさいてご執筆いただいた外来、病棟や手術室の看護師の皆様、医局の先生方に心より感謝申しあげます。本書がチーム医療の実践書として、看護学生の教科書として、広く役立つことを重ねて祈念するものです。
平成14年8月
小出 良平