洋書

<ラザフォード血管外科学,第8版(全2巻)>

Rutherford's Vascular Surgery, 8th ed., in 2 vols.

著者 : J.L.Cronenwett & K.W.Johnston
出版社 : SAUNDERS
ISBN : 978-1-4557-5304-8
ページ数 : 2570pp.(1800illus.)
出版年 : 2014年

在庫僅少

定価70,675円(本体65,440円 + 税)

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  • 書評

血管外科学のリファレンスとしてもっとも定評のあるラザフォードの改訂第8版.国際的な執筆陣を得て最先端の情報を集め,質量ともに最高の成書に仕上げている.単なる外科的処置のみならず,全編を通じて血管内治療,非外科的治療にも目を向けている.英国王立外科学会報(Annals of the RCS)で「研修医にもベテラン医にもすぐに役立つ血管外科学の有用な情報が詰まっている」と絶賛を浴びている.

Table of Contents
Section 1: Basic Science
Section 2: Pathophysiology
Section 3: Clinical and Vascular Laboratory Evaluation
Section 4: Vascular Imaging
Section 5: Atherosclerotic Risk Factors
Section 6: Perioperative Care
Section 7: Bleeding and Clotting
Section 8: Complications
Section 9: Venous Thromboembolic
Section 10: Venous Insufficiency and Occlusion
Section 11: Lymphedema
Section 12: Vascular Malformations
Section 13: Hemodialysis Access
Section 14: Miscellaneous
Section 15: Technique
Section 16: Grafts and Devices
Section 17: Cerebrovascular Diseases
Section 18: Lower Extremity Arterial Disease
Section 19: Upper Extremity Arterial Disease
Section 20: Thoracic Outlet Syndromes
Section 21: Abdominal Aortic Aneurysms
Section 22: Thoracic Aortic Aneurysms and Dissection
Section 23: Peripheral and Visceral Aneurysm
Section 24: Renovascular Disease
Section 25: Mesenteric Vascular Disease
Section 26: Vascular Trauma
Section 27: Acute Ischemia

『Rutherford’s Vascular Surgery』の第8版が出版された.血管疾患を網羅した教科書を作成するというRutherford教授の強い意志で1976年に出版された本書は,初版以来40年にわたって世界中で読み続けられてきた.一定期間ごとに改訂を重ね,内容のアップデートが繰り返された結果,本書は血管生物学から血管内科,血管内治療,外科治療にいたるまで,項目ごとに最新の知見がまとめられた血管外科学の百科事典となった.まさに血管外科のバイブルである.初版から第6版まではRutherford教授がeditorを務めたが,第7版以降は米国血管外科学会(Society for Vascular Surgery:SVS)に編集が依頼され,最新の2版はCronenwett教授とJohnston教授がeditorを務めている.今後もSVSが本書の進化をバックアップしていくことになっている.
内容の充実とともに,部屋から持ち出すのがおっくうになるほどページ数が増加するのが教科書の悲しい宿命であるが,本書にはその難題を打ち破るべく電子版が用意されている.PCはもとより,タブレット端末やスマートフォンからも本文,図表,動画,参考文献をみることができ,読者の使用環境によっては文献自体にもアクセスできる.いまだ筆者は使用したことはないが,ブログのように著者やほかの読者と交流できる機能も付属しているとのことであり,専門家の意見を直接聞くことが可能になっている.さらに自己評価の試問もついているのは至れり尽くせりの感がある.動画は画質が必ずしもよくないのが難点ではあるが,興味深いテーマの手術を37編みることができ,同じ問題を抱えた症例の治療計画を立てるときの参考になると思われる.
さらに,電子版の特徴を最大限に利用しているのが,毎月の参考文献の更新である.『Journal of Vascular Surgery』と『European Journal of Vascular and Endovascular Surgery』の論文が新しい参考文献として関連する章に追記されるようになっており,出版されるころには内容が古くなっているという教科書の残念な定説を見事に覆している.
筆者は,Rutherford教授とは学会で来日された折にわずかな時間お話をさせていただいただけの面識であったが,大きな身体と相手を包み込む優しさをもった話し方に,とても惹き付けられた記憶が残っている.たいへん残念なことに2013年に82歳で亡くなられたが,彼の意志は本書の中に見事に実現され生き続けている.本書を初版から並べると,血管外科の40年間の大きな変動の歴史を目の当たりにできるし,今後も歴史の記録を刻み続けることと思われる.机の上で広げてもよし,電車の中でスマートフォンでみてもよし,目の前の臨床で遭遇している難問をどう解決するかという問いかけに,十二分に答えてくれる教科書である.

臨床雑誌『胸部外科』68巻10号(2015年9月号)より転載.
評者●山王病院・山王メディカルセンター血管病センター長・宮田哲郎


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