洋書

<PET&PET/CTの原理と実際、第2版>

Principles & Practice of PET & PET/CT, 2nd ed.

著者 : R.L.Wahl & R.S.Beanlands
出版社 : LIPPINCOTT WILLIAMS & WILKINS
ISBN : 978-0-7817-7999-9
ページ数 : 729pp.(548illus.)
出版年 : 2009年

在庫なし

定価32,000円(本体29,630円 + 税)

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本書の特色

斯界の第一人者によるPETテキストの決定版が、PET/CTスキャナー導入以来PETの技術及び実践が大きく変化したことを反映して、全面改訂された。
新版ではタイトルを“Principles and Practice of PET and PET/CT”と改め、数多くのPET/CT画像や、CTスキャン及びPET/CTフュージョン画像を扱う新章を収載する。
癌や心臓疾患、神経疾患、精神疾患、感染症、炎症、その他の疾患を“one-stop”で診断するためにCTとPETを最適な形で統合する方策に最も重点を置いている。

Table of Contents
Chapter 1: Production of Radionuclides for PET
Chapter 2: Radiotracer Chemistry
Chapter 3: PET Physics and PET Instrumentation
Chapter 4: Fundamentals of CT in PET/CT
Chapter 5: Data Analysis and Image Processing
Chapter 6: Standardized Uptake Values
Chapter 7: Image Fusion
Chapter 8: Oncologic Applications
Chapter 9: Neurologic Applications
Chapter 10: Psychiatric Disorders
Chapter 11: Cardiac Applications
Chapter 12: PET/CT Imaging of Infection and Inflammation
Chapter 13: PET and Drug Development
Chapter 14: Emerging Opportunities
Chapter 15: PET Imaging as a Biomarker

横浜市立大学大学院医学研究科 放射線医学 井上登美夫

PET検査はCT検査と同様に1970年代にその歴史の発端がありますが、広く臨床に使われ始めたのは1990年代の後半頃からです。その原動力となった2つの大きな要因は、EDGの存在と全身用PETカメラの開発であると私は思っております。我が国では2000年代に入ってからPET検査が急速に普及してきましたが、京都大学の鳥塚名誉教授などの先輩方のご尽力に加え、実地の診療の場での普及に関しては核医学を専門とする若い先生方のご努力によるところも大きいと思います。
我が国でPET検査の推進に尽力されている若い先生方の多くが、この書を監修されたRichard L. Wahl先生のミシガン大学時代、そして現在のジョンスホプキンス大学時代に日本から留学されWahl先生の指導を受けておられます。また、本書は英語の教科書ではありますが第6章の心筋梗塞の評価の章では、この領域では国際的にも第一人者でおられる北海道大学核医学講座の玉木長良教授、吉永恵一郎先生が分担執筆されています。そのような観点から考えますと、この教科書はPET診療に関わる日本の先生方にも親近感を持てる書となるのではないかと思います。
2000年代に入りPET/CTの出現によって、装置の能力を発揮するためにはCTの読影技術と融合する必要があり、画像診断医も寄与する必要性がでてきました。我が国の場合、核医学を専門とする先生方の多くは放射線部に所属しCT検査にも精通しておられますが、1症例の画像データが膨大であるPET/CTの読影はマンパワーの問題で現状の核医学専門医だけでは日常の検査としてさらに普及していくのは限界があります。そこで従来核医学検査に携わっておられなかった画像診断医の先生方と協力していく必要があります。我が国の画像診断医自体も不足している現状下で、少しでも多くの放射線科の先生方にPET検査を診断業務の対象として頂くことを考えますと、座右の書となる質の高い教科書が必要です。本書は第1章のProduction of Radionuclides for PETにはじまり、第15章のPET Imaging as a Biomarkerまで、撮影原理、画像処理、PET薬剤といった臨床以外の基礎的な事項も幅広く取り上げられ、さらに臨床の領域でもがん、心臓、脳の3領域が過不足なく最新の情報を含めて解説された理想的な教科書であると思います。さらに本書が放射線科の先生方にとどまらずPET検査に関心をお持ちになっている関連診療科の先生方にも広く活用されることによって、質の高いPET診療が我が国に根付いていくことを期待致します。