洋書

<整形外科・スポーツ医学MRI診断,第3版,全2巻>

Magnetic Resonance Imaging in Orthopaedics & Sports

Medicine, 3rd ed., in 2 vols.

著者 : D.W.Stoller (ed.)
出版社 : LIPPINCOTT WILLIAMS & WILKINS
ISBN : 978-0-7817-7357-7
ページ数 : 2161pp.(9750illus.)
出版年 : 2007年

在庫なし

定価72,306円(本体66,950円 + 税)

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本書の特色

整形外科のMRI画像を扱った標準的リファレンス,最新改訂第3版.
2分冊となった新版には,9,750枚の画像及びフルカラーイラストを組み合わせ,肉眼解剖,線画,関節鏡写真,3D画像診断の手技と最終解釈といった内容を収載する.また,MRI画像の多くを一新し,より明確でコントラストや精度の高い画像を提供する.

自治医科大学放射線医学 杉本英治

David Stoller編著の骨関節疾患に関するMRIテキスト第3版である。初版は1993年、第2版は1997年出版で、9年ぶりの大改訂である。第2版は1,379ページ全1冊であったのが、上下2分冊2,336ページとなった。著者数は23名から28名に増えたが、chapterは17から14に簡素化されている。第2版では、MRIの原理など技術的な解説に92ページが割り当てられていたが、第3版では合計40ページと半減している。これは、この9年間に技術的問題についての知識が減少したためではなく多くの撮像法が実用化されたからである。
最も目を引く変化は、解剖や病変のイラストが高品位になり、数が大幅に増加したことである。解剖では手書きの古い図譜の一部を残して大部分差し替えられた。疾患に関してはSalvator Beltranによる精密なカラーイラストが添付され、理解しやすさが格段に進化している。MRIも大部分が差し替えられており、また第2版のおよそ2倍の図が使われている。
各章のはじめには骨関節の解剖学とMRI解剖が記載されているが、第2版との違いは、関節だけではなく、四肢長軸の解剖と筋肉の連結の全体像が詳しく記述されている。この解剖図は本書の良心的な改良点の一つである。それぞれの筋肉は、起始と停止、機能に関して一つ一つイラスト付で解説され、解剖学のテキストに近い体裁になっている。MRI解剖では、横断像、冠状断像、矢状断像でチェックすべき解剖学的構造について詳しく記載している点が2版とは大きく異なる。また、それぞれの断面で診断されるべき代表的疾患のMRI画像もサムネール風に添付されている。
股関節のfemoroacebular impingement、肩関節のmicroinstabilityやRotator interval lesion、肘のinstability (circle of Horii)など、第2版以後に広く認識されてきた概念、あるいは新たに定着した疾患概念について、非常に詳しく記載されておりupdateな内容となっている。本書はこの分野を真剣に学ぼうとしている医師にとっては通読すべき一冊といえる。