洋書

<躯体部のCT診断−MRIとの関連、第4版, 全2巻>

Computed Body Tomography with MRI Correlation, 4th ed.,

In 2 vols.

著者 : J.K.T.Lee, S.S.Sagel, R.J.Stanley, et al. (eds.)
出版社 : LIPPINCOTT WILLIAMS & WILKINS
ISBN : 978-0-7817-4526-0
ページ数 : 1791pp.(5059illus.)
出版年 : 2006年

在庫なし

定価53,557円(本体49,590円 + 税)

  • 商品説明
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本書の特色

躯体部のCTとMRI診断を解説したベストセラーリファレンスが,テクノロジーと臨床実践の革新的な変化を反映して改訂された.
今回の改訂ではマルチスライスCTや三次元画像の最新情報が追加さた.
各章は器官系統別に編まれ,画像技術,CT/MRI正常解剖画像,病理所見が詳述される.

熊本大学大学院医学薬学研究部 放射線診断学部門 山下康行

Computed body tomography with MRI correlationの第4版が出版された.
本書は米国を代表する三つの画像診断施設の教授であるJKT Lee (ノースカロライナ大学), SS Sagel(ワシントン大学マリンクロット研究所), RJ Stanley(アラバマ大学), JP Heiken(ワシントン大学マリンクロット研究所)らによって編集された大冊である.
第4版では現在の画像診断の新しい知見とプラクティスに沿ってかなり大幅に改訂されている.
近年のbodyのイメージングでの大きなイノベーションはマルチスライスCTの出現である.
最新の機種ではその列数も64列まであがり,三次元画像の画質は格段に向上した.
ワークステーションの能力も上がり,日常臨床で三次元画像や多断層像が当たり前の様に用いられ,冠状動脈の異常ですら検出可能となっている.
また急性腹症や結石の診断も明らかにCTにシフトしつつある.
またCTは肺癌の検診などにも用いられつつある.
一方で治療目的でCTを用いる頻度も激増している(いわゆるinterventional CT).
本書はこのようなCTを中心としたbodyの画像診断の最近の展開を的確に記述している.
またもう一つの本書の特徴はbodyの画像診断でのMRIの役割も明確にしていることが挙げられよう.
CTとMRIは同様に断層画像であるが,イメージングの方法は全く異なっている.
その得手,不得手とするところは臓器で大きく異なっており,頭部や脊椎などは明らかにMRIが優れるのであるが,体幹部では一概にそうとも言い難く,通常はCTが標準的診断法のことが多い.
MRIはCTに付加情報法を与えるが,本書はどの様な場合にMRIが有効であるか明確に提示してくれている.
このような新しい知見をふんだんに取り入れながらも本書の特徴は極めてオーソドックスと言う点である.
画像診断に従事するものにとってbodyのイメージングについて必要不可欠の情報がコンパクトにまとめてある.
小生は本書を第一版から愛読しており,何かを調べるときにまず,開くのが本書である.
本書によって米国の放射線診断医は現在どの様に考えているかを知ることが可能である.
また最新の文献なども非常に適切にまとまっており大変重宝している.
最近の画像診断は以前にも増してその進歩のスピードが速く留まるところを知らないが,その中にあって本書は間違いなく2000年代のbodyの画像診断のバイブルとして君臨する名著であろう.
放射線診断医はもとより,画像診断に従事するものはすべからく本書を座右の書とすることをお薦めする.