洋書

<キャンベル主要な整形外科手術手順>

Campbell's Core Orthopaedic Procedures

著者 : S.T.Canale, J.H.Beaty & F.M.Azar
出版社 : SAUNDERS
ISBN : 978-0-323-35763-0
ページ数 : 455pp.(1830illus.)
出版年 : 2015年

在庫あり

定価34,549円(本体31,990円 + 税)

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本書の特色
キャンベル整形外科手術書は今や世界的に知れ渡り,各国語訳も多い.本書はキャンベル整形外科手術書第12版を基に主だった手術手順をコンパクトにまとめたものであるが,新たに付け加えられた写真も多い.また,付属のExpert Consult eBookでは新しいビデオ・クリップも閲覧が可能となっている.ほぼ4年間隔で改訂される親本の間を縫って,やはり4年間隔の改訂で,2年ごとの交互発刊が予定されている.

Table of Contents
Part 1. General
Part 2. Hip Arthroplasty
Part 3. Treatment of Femoroacetabular Impingement (Fai) and Osteonecrosis
Part 4. Knee Arthroplasty
Part 5. Ankle Arthroplasty/Arthrodesis
Part 6. Shoulder Arthroplasty
Part 7. Elbow Arthroplasty
Part 8. Spine
Part 9. Sports Medicine
Part 10. Trauma
Part 11. Hand and Wrist
Part 12. Foot and Ankle

 本書は,その題名が表すとおり,“Campbell's Operative Orthopeadics”(第12版,Elsevier,2013年)で取り上げられている基本的な(コアな)手術手技が解説されている.これら基本的手術手技には,Campbell Clinicでもっとも頻繁に用いられているもの以外に,世界中で広く行われているものも含まれている.

 “Campbell's Operative Orthopeadics”は,まぎれもなく世界中でもっとも愛読されている整形外科の教科書であり,改訂版が出される度に世界中の整形外科医が編み出した新たな手技,手術器具,アイデアの幅広さに毎回圧倒される.その第12版では,小手術から脊椎外科,人工関節置換術まで,ありとあらゆる手術手技が低侵襲化され,新たな手術アプローチ方法や手術器具が紹介されている.また,あらゆる分野に拡大し続けている関節鏡や内視鏡による手術手技の低侵襲化が紹介されている.

 “Campbell's Operative Orthopeadics”が世界中で愛読される所以は,最新の整形外科技術を取り入れる一方で,いわゆるゴールデンスタンダードと呼ばれる基本的な手技を網羅していることであろう.そして,それら基本的な手技に関する情報を新たな詳細図説と解説でわかりやすく説明している.数千に及ぶイラストを常に差し替え,いくつかの章を一つに合併したり,順序を入れ替えたりして,より論理的流れに合致するように,毎回の改訂で工夫されている.“Campbell's Operative Orthopeadics”は,手術適応や臨床成績,合併症など整形外科治療のすべてを網羅し,いろいろな状況に対応できる情報を提供し,最高水準の治療を約束してくれる,まさに整形外科にとって福音である.

 これに対して,もっとも頻繁に使用される基本的な手術手技を中心に取り扱った,携行可能で実践的かつ,使いやすい一冊が以前から要望されていた.本書では専門性や手技の複雑さにかかわらず,100種類のもっとも頻繁に使用されている手術手技を,“Campbell's Operative Orthopeadics”(第12版)に出てくる順番に従って紹介している.本書では,ややもすると定型的な表現に終始しがちな基本的な手技に関する情報を新鮮なイラストで解説することにより,読者により鮮明な印象を与えるよう工夫されている.一方,本書は,手術手技に関する詳細な情報のみを取り扱うことを目的としているので,手術適応や禁忌,臨床成績,合併症,代替療法などはまったく取り扱っていない.

 本書は整形外科のレジデントから一般整形外科医,さらには整形外科専門医のサブスペシャリストまでを対象にしている.本書は,印刷物でもオンラインでも,またダウンロードしても,特定の手術手技に関する情報を的確に提供する.テキストベースの情報と電子ベースの情報が組み合わせて用意されており,アクセスしやすく,必要な瞬間にどんな状況でも使えるように工夫されている.整形外科医にとって最高水準の手術手技に関する詳細な情報を瞬時に手に入れることを約束してくれる.

臨床雑誌『整形外科』67巻6号(2016年6月号)より転載
評者●滋賀医科大学整形外科教授 今井晋二