雑誌

臨床雑誌外科≪月刊≫

処置と小手術のコツと合併症(Vol.70 No.12)2008年11月増刊号

発行年月 : 2008年11月
判型 : B5
ページ数 : 212

在庫僅少

定価6,480円(本体6,000円 + 税)

  • 主要目次
  • 序文

特集■処置と小手術のコツと合併症
●編集にあたって

I.基本手技総論
1.心肺蘇生法 中村謙介
2.気管挿管 落合亮一
3.注射法(皮下・筋肉・静脈注射) 上村裕一
4.中心静脈路確保 多河慶泰
5.肺動脈カテーテル挿入 津崎晃一
6.除細動・緊急ペーシング 大川和成
7.動脈穿刺 内野博之
8.心嚢穿刺 長濱博幸
9.胸腔穿刺とドレナージ 尾形哲
10.腹腔穿刺 小林聡

II.処置各論
1.鼻出血の処置 都築建三
2.急性乳腺炎、慢性乳腺炎の処置 椎木滋雄
3.異物誤嚥・誤飲の処置 内山宗人
4.胃ゾンデ、十二指腸ゾンデの挿入 吉川幸造
5.イレウス管による腸管内減圧 鈴木英之
6.Sengstaken-Blakemore(S-B)チューブによる食道静脈瘤出血の止血法 都田憲司
7.浣腸および高圧浣腸 梶原崇弘
8.小児腸重積症非観血的整復術 五藤周
9.直腸・肛門周囲膿瘍の処置 阿美弘文
10.ストーマの管理法 大矢雅敏
11.導尿法 及川剛宏
12.肝生検法 金子順一
13.突き指の初期治療 里見嘉昭
14.爪下血腫の処置 瀧藤克也
15.爪周囲炎・陥入爪の処置 花崎和弘
16.伏針の治療 高島勉
17.咬傷・虫刺されの処置 宮国孝男
18.新鮮熱傷の処置 阿藤晃一
19.褥瘡の処置 安藤敏典

III.小手術各論
1.切創・裂創縫合法 上田和毅
2.肥厚性瘢痕、ケロイド 百束比古
3.気管切開 八木橋厳
4.ガングリオン 関谷繁樹
5.リンパ節生検(頸部・腋窩・鼠径部) 蜂谷修
6.乳腺生検 多田敬一郎
7.粉瘤手術 赤本伸太郎
8.痔核・痔瘻 東光邦
9.疣贅・鶏眼 田代あかり
10.CVポート造設法 吉田直矢
11.動注ポート造設法 三浦健
12.経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG) 山口浩和
●次号予告
●編集ペン

新研修医制度が始まって5年、卒後教育の重要性が教える側、教えられる側ともに再認識させられている。本特集では外科初期研修で経験・習得すべき基本手技、処置、小手術を取り上げ、それぞれのエキスパートの先生方に解説をお願いした。これらの処置や小手術は、外科初期研修医が日常診療や救急の現場で遭遇する頻度の高いものばかりである。それぞれの適応疾患・病態、準備、難易度、手技の実際、手技のコツとピットフォール(合併症)がわかりやすく説明されている。現場で実際に手を動かしている執筆者がほとんどであるので、実体験に基づいた臨場感のある具体的な記述が多い。
 今回取り上げた手技の難易度には実は幅があり、経験の浅い医師が不適切に行うと重大な結果を招く危険もはらんでいる。初級医や指導医が医療訴訟に巻き込まれないように、手技の難易度と行うための必要人員、上級医や専門医へコンサルトする要件やタイミングなどもくわしく説明されている。研修医が一人で行ってよい手技かどうかの知識や判断は特に重要である。また通常は容易でも、患者の病態や人的条件などによっては一気に難易度の上がる手技もある。リスクマネジメントにも十分配慮しているところが他の類書にはない本特集の特徴である。
 本特集はこれらの手技を学ぶ外科初期研修中の若手医師を主な読者に想定しているが、教える側の指導医の方々に読んでいただいても、最新知識の整理になるとともに教育の実践に役立つと信じる。明日からの臨床現場で本増刊号を活用していただければ幸いである。
『外科』編集委員会